Dream Kids Fantsic Concert 2012
唯一夢二
紡がれた絆が無二の感動を生み出す
26.Feb.2012 at Shippo-Hall in Daito,Ichinoseki

次々と繰り出される歌や踊りに600席の室蓬ホールが揺れた。
今日、できる最高のパフォーマンスで今日、手に入れられる感動をつかむ。
それがドリームキッズのモットー。明日でもない、10年後でもない、
今日を、今を、完全燃焼する親子と地域のドラマを追った。

 

満席の室蓬ホールに咲く太陽のような笑顔
ステージと客席が一体となって創り上げる極上の空間
見る側の心まで躍動したコンサートをリポート

感動を超えた感動。揺れた室蓬ホール

2012年2月26日午後1時55分。
大東コミュニティセンター「室蓬ホール」。
開演5分前、スタンバイしたキッズたち。リーダーの鈴木千佳さん(曽慶小6年)は「4年目なので緊張しません」ときっぱり。
他のメンバーも「早く歌いたい」と瞳を輝かせる。
テンションはマックスだ。

午後2時。
静寂を破るメロディーが流れ出す。
元気よくステージに飛び出したキッズたち。
「いまからはじまる」の歌で4回目のステージが幕を開けた。

「第4回ファンタジックコンサート」(いちのせきキッズプロジェクト・サポーター主催)は2月26日、大東コミュニティセンター「室蓬ホール」で開かれた。
同コンサートは、大東町内の2歳から小学6年生までの23人で構成される「ドリームキッズ」がプロのジャズカルテット「サキソフォビア」と一緒にステージを創る夢のコンサート。
「キッズの舞台を見たい」とホールロビーは開演前から長蛇の列。
600席の会場は県内外から訪れた親子連れなどで満席になった。

堂々と振る舞い、伸び伸びと歌って踊るキッズたち。
海賊を装った「おれたちかいぞく」や来場者と一緒に体を動かした「いつまでもともだち」など、全20曲を熱唱。
サキソフォビアと共に地元のバンド「ファンタ」が演奏で盛り上げた。
2時間のコンサートは、あっという間にフィナーレを迎えた。
真っすぐな歌声に感動し、かわいいパフォーマンスに癒やされ、元気な踊りに勇気をもらった客席からアンコールの拍手が送られる。

最後は、平泉町の菓子職人吉野崇さんとNHKいわてみんなのうたで共演した「大根コン」(吉野さんの作品)を合唱。
舞台と客席は一つになった。

リーダーの千佳さんは「最後まで笑顔で歌うことができた。会場の皆さんが楽しんでいることも実感できた」と満足そう。
指導者の千葉久恵さんは「キッズは本番に強い。今年も楽しくて元気なステージを披露できた」と喜ぶ。
キッズプロジェクトの菅原角栄代表は「ミュージシャン、スタッフや父母などたくさんの皆さんに支えられ、成功することができた。会場に足を運んでくれた大勢の皆さんにも、ありがとうを言いたい」と感謝する。

保育士を目指す娘と一緒に見にきた
千葉久江さん
観客 46 千厩町 歯科衛生士

千葉久江さん
20曲全ての歌詞や振り付けを覚えた子供たちに感心しました。
聴くだけでなく、客席も参加できる構成が良かったです。
プロと共演できた経験はキッズの財産。
これからもすてきなステージを見せてください。

孫のようにかわいいから応援したくなる
足利智枝さん
観客 60 大東町曽慶 主婦

足利智枝さん
子供からお年寄りまで幅広い人たちがコンサートに来ていました。
とてもほほ笑ましかったです。
孫のようにかわいいから応援したくなります。
心優しく、地域の行事にも積極的に協力してくれる子供たちは、曽慶の誇りです。

子供たちと一緒に出演したキッズの指導者
岩渕俊英さん
指導者 34 大東町曽慶 保育士(倖大、莉央の父)

岩渕俊英さん
2回目の参加です。
子供たちの指導を任されました。
最高のステージだったと実感しています。
子供たちのピュアな歌声は見る人に元気を与えたと思います。
子供たちがさらにレベルアップできるよう教えていきたいです。

スタッフとして子供たちを支えたドリームペアレンツ
岩渕文代さん
スタッフ 42 大東町曽慶 会社員(菜摘の母)

岩渕文代さん
たくさんのお客さんを前に、子供たちは堂々としていました。
本番を楽しむ余裕がありましたね。
回を重ねるごとに成長しているのがわかります。
子供たちの個性や持ち味を十分に発揮できたいいコンサートだったと思います。

1舞台裏の主役たち

1)キッズの雄姿をカメラに納める記録係
2)衣装担当の母親。かわいいキッズに思わずにっこり
3)父母はもぎりや会場案内でも大活躍
4)音響チェックに余念のない角蔵スタッフ
5)照明は曽慶照明クラブの皆さんが操作した

1キッズの雄姿をカメラに納める記録係
2衣装担当の母親 3父母はもぎりや会場案内でも大活躍
4音響チェックに余念のない角蔵スタッフ 5照明は曽慶照明クラブの皆さんが操作した

1開場を待つ人の長蛇の列

2開演前の風景

1)当日は県内外から多くの人が詰めかけた。開場を待つ人の長蛇の列
2)本番前、緊張するどころか、早く歌いたくてじっとしていられないキッズ

2早く歌いたくてじっとしていられないキッズ

3多彩なステージ

1)サキソフォビアの演奏。プロの演奏は圧巻
2)あいさつする菅原角栄代表
3)震災への思いを朗読する千葉久恵さん
4)「いつまでもともだち」ではステージと客席が一つに
5)アンコールでは「大根コン」を熱唱
6)終了後、観客を見送るキッズたち。充実感がにじむ

1サキソフォビアの演奏 2あいさつする菅原角栄代表
3震災への思いを朗読する千葉久恵さん 4「いつまでもともだち」ではステージと客席が一つに
5アンコールでは「大根コン」を熱唱 6終了後、観客を見送るキッズたち。充実感がにじむ

室蓮ホール
JR大船渡船摺沢駅と直結する会場の大東コミュニティセンター「室蓮ホール」。
600席を有する大東地域の文化創造拠点


広報いちのせき「I-style」4月1日号