市勢発展に尽力した皆さんを市勢功労者として表彰します。
表彰式は11月3日です。

教育文化功労

児童生徒の健康管理、地域医療に貢献
田島英一さん 86歳、医師、上大槻街

長きにわたって市立小中学校の学校医として尽力。
児童生徒の健康増進と学校保健の充実、発展に貢献してきました。

昭和40年から59年までは、弥栄小や弥栄中など医療機関の少ない地域の児童生徒の健康管理、公衆衛生に関する意識の啓発・普及に力を注ぎ、その後は現在まで、南小学校医として大規模校の学校保健の充実、発展に寄与しています。

一関病院内科医長を務めた後、41年12月に田島内科胃腸科医院(現ル・コンセール田島内科)を開業しました。
以来、今日まで地域医療の確保、充実に全身全霊で取り組んできました。

受賞を素直に喜び、「うれしい。これからも一日一日の積み重ねを大切にしていきたい」とさらなる精進を誓っていました。

田島英一さん
田島英一さん 医師、上大槻街
受賞の半分は妻のもの。
妻のサポートがなければ、やってこれなかった。
市や地域の皆さんの協力にも心から感謝している。

教育文化功労

学校保健の充実、救急医療確保に尽力
杉内巖さん 83歳、医師、田村町

昭和40年から47年以上にわたり市立小中学校の学校医を務めました。
医療機関の少ない地域はもとより率先して大規模校の保健充実にも取り組むなど、教育委員会や学校保健会と連携して児童・生徒の健康増進、学校保健の充実・発展に貢献しました。

宮城県豊里病院内科長など経て、38年4月から昭和病院に勤務。
61年4月から院長として地域医療の充実に努めたほか、休日当番医制運営事業や病院群輪番制運営事業の当番病院として地域救急医療の確保にも尽力しました。

56年から現在まで一関市医師会の理事や参与を、平成12年から6年間は岩手県医師会の監事を務め、本市はもとより本県の医療充実にも力を注ぎました。

受賞に当たり、「生涯現役で頑張りたい」と決意を新たにしました。

杉内巖さん
杉内巖さん 医師、田村町
学校医として子供たちと触れ合い、私の方が元気をもらった。
地域の健康を守るため、医師として本来の仕事をしてきたまで。
恐縮している。

民生功労

交通事故防止と意識高揚に情熱を捧ぐ
田嶋德穗さん 78歳、自営業、中央町

昭和43年から平成22年まで一関市交通指導員、16年から22年まで一関地区交通安全協会会長を務め、市民の交通安全意識の高揚と交通事故防止に貢献しました。

昭和55年4月から10年間は交通指導隊長として、60年12月から平成2年3月までは一関地区交通指導隊連絡協議会長として、交通指導員の資質向上と管内の交通事故防止活動に尽力しました。
通学・通勤時間帯の交通指導、学校の交通安全教育、パトロール活動、街頭啓発などを積極的に展開したほか、各種交通安全運動や死亡事故抑止活動にも取り組むなど42年間にわたり、交通安全活動の第一線で活躍しました。

受賞に当たり、「市や市民皆さんの協力があってこそ。良い環境に恵まれた」と感謝しました。

田嶋德穗さん
田嶋德穗さん 自営業、中央町
みんなのためにできることを続けてきた。
妻をはじめ家族の協力があってこそ。
感謝したい。
この経験を生かしてこれからも頑張りたい。

広報いちのせき「I-Style」11月1日号