COVER★椀子兄弟を囲む機械技術部メンバーと柴田校長ら職員
撮影日:11月30日 場所:一関工業高等専門学校デザイン室 

椀子兄弟を囲む機械技術部メンバーと柴田校長ら職員
日本一に輝いた一関高専機械技術部の面々。
電気制御担当の千田真(まこと)さん(5年・右から2人目)は「最後までしっかり動いてくれた。うれしい」とロボットをねぎらう。
初めて機械技術部顧問になった秋山雅裕指導教員(右から3人目)は「驚いた。全国優勝はすごい」と喜んだ。

全国高等専門学校連合会などが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2012」は11月25日、東京・両国国技館で開かれ、一関工業高等専門学校Bチームの「椀子(わんこ)兄弟」が見事優勝した。

大会には全国の各地区予選を勝ち抜いた25チームが出場。
フィールドに散らばるボールを集めてゴールに入れる「玉入れ」の速さを競った。
地区予選から全試合パーフェクトで勝ち進んだ同校は決勝で熊本高専八代(やつしろ)と対戦。
28秒の同タイムで再試合となったが、大一番を制し、20年ぶり2度目の日本一に輝いた。

チームリーダーの及川亮(りょう)さん(5年)は「最後の大会に最高の結果を出し、いい形で後輩に引き継いだ」とにっこり。
伴走者の堀雅仁(ほりまさひと)さん(同)は「普段通り、緊張せずに操作できた」と勝因を語った。
柴田尚志(ひさし)校長は「安定した性能、確実な操作、効果的な戦略で勝ち取った優勝。
それぞれが役割を果たし、最高のショットを放ってくれた」と学生らをたたえた。

来秋は、本市で東北地区大会が開かれる。
先輩たちに追いつけ、追い越せを合言葉に、後輩たちは早くも動き出している。

広報いちのせき「I-Style」 平成24年12月15日号