地域住民でつくる冬の輝き

千葉静男さん宅のイルミネーション(大東・渋民)
撮影データ:Nikon D700 タムロン28-75ミリF2.8 F22 1/6秒 スポット測光 ISO800 PhotoshopCS5.1

午後7時頃、国道343号を北上していると暗闇の中に突如、キラキラ輝く灯りが見えてきます。
近づくと、本年度で閉校する渋民小学校の校舎をかたどったイルミネーション。
「ありがとう、しぶしょう」の文字が浮かび上がっています。

製作したのは渋民字竹町の千葉静男さん。
静男さんがイルミネーションと出合ったのは16年前。
孫を喜ばせたいと、室内にクリスマスの電飾を施したのが始まりです。
その後、庭で木や竹を使ってやぐらを組み、飾る大掛かりなものに。
完成まで約1カ月。
近所の仲間の協力を得ながら1万4000個の色とりどりの電球が取り付けられました。
電飾を取り付ける骨組みや70以上の配線など地域の人たちが持つ技術を結集してつくられたイルミネーションは、もはや渋民の冬の風物詩。
毎年、市内外から多くの人が訪れます。
優しくほっこりした光の「渋民小」は来年1月3日まで楽しめます。

千葉静男さん宅前
●撮影地:千葉静男さん宅前・大東町渋民字竹町
●アクセス:JR大船渡線摺沢駅から車で15分
●点灯時間:午後4時半過ぎから9時半頃まで

広報いちのせき「I-Style」 平成24年12月15日号