大東町のドリームキッズがCD制作に参加
元気な歌声でサキソフォビアと共演

12,13.Feb 2013

1サキソフォビアの演奏に合わせ、自慢の歌を収録するドリームキッズ

大東町内の子供たちの音楽グループ「ドリームキッズ」は2月12、13両日、ジャズカルテット「サキソフォビア」のCDレコーディングに参加した。

サキソフォビアとのレコーディングは2010年発売のアルバム「世界中のこどもたちが」に続いて2度目。
今回は、「パレード」「はじめの一歩」など、同コンサートで披露してきた7曲を録音した。
CD制作を望む声が多かったことやキッズ結成時から活躍してきた3人が小学校を卒業することなどから「記録に残そう」と収録が決まった。

レコーディングは、千厩町奥玉の「角蔵ホール」で行われ、キッズ20人とOGの中学生1人が岡淳さんらサキソフォビアの4人の演奏に合わせ、元気な歌声を収録した。

岡さんは「2日間、集中力を切らさずに歌ったキッズはすばらしい」と絶賛。
藤原梨瑚さん(曽慶小6年)は「曽慶小は3月に閉校するので、いい思い出になりました」と充実感でいっぱいだった。

24日には、大東曽慶地区センターで5回目の「ファンタジックコンサート」を開き、元気いっぱいの歌と踊りを披露した。

2笑顔が絶えない3サキソフォビアの4人4サキソフォビアの4人
1_サキソフォビアの演奏に合わせ、自慢の歌を収録するドリームキッズ
2_休憩時間も元気いっぱい。笑顔が絶えない
3_サキソフォビアの4人
4_収録した音源を確認する岡さん(手前)

どっから座公演「黄金の花咲く里 大蛇の恋物語」
小梨地区の伝説モチーフに熱演

10.Mar 2013

1隠し続けた正体を明かすお徳

第10回どっから座公演「黄金の花咲く里 大蛇の恋物語」(実行委主催)は3月10日、千厩農村環境改善センターで開かれ、キャスト・スタッフ総勢60人の手作り舞台が客席を魅了した。
 
上演は午前と午後の2回。
舞台は南小梨小の児童が社会科で古里の伝説を学ぶところから始まる。
伝説は、徳仙丈山(気仙沼市)の大蛇の恋物語だ。
大蛇から変身した娘お徳は、南小梨の青年清三と結婚。
二人には子供が生まれ、順風満帆の生活だった。
幸せな日々が続く一方で、自分の正体を隠し続けることができなかったお徳はある日、正体を明かす。
家を出され、最後は大きな岩に変わり果てる悲劇。
 
演劇を鑑賞した吉田とし江さん(70)=奥玉=は「気持ちがほっこりしたし、涙も流した。いい劇だった」と感動していた。
菅原正憲座長は「今後も町内の歴史や旧跡などを題材にした作品を生み出し演じることで、地域活動が盛んになり、今まで以上に多くの人に関心を持ってもらえれば」と元気な地域づくりに意欲を見せた。

2徳仙丈山の守り神「大蛇姫」の行方を捜す老師徳仙丈3舞台を盛り上げた餅つき隊、三味線、尺八、太鼓、民謡愛好家4終演後、東日本大震災復興ソング「花は咲く」を客席と合唱し心を一つにした
1_ 隠し続けた正体を明かすお徳(左)
2_ 徳仙丈山の守り神「大蛇姫」の行方を捜す老師徳仙丈
3_ 舞台を盛り上げた餅つき隊、三味線、尺八、太鼓、民謡愛好家。小梨創作太鼓の会「黄金太鼓」や南小梨舞踊同好会も演奏や踊りを披露した
4_ 終演後、東日本大震災復興ソング「花は咲く」を客席と合唱し心を一つにした

硬式野球「一関リトルシニア」が団員募集
野球シーズン到来、一関旋風を
 

23.Feb 2013

1木村正太、大谷翔平両選手をはじめ、多数の甲子園球児を輩出してきた名門一関リトルシニア

“甲子園に出る”ではなく“甲子園で勝つ”ために、一関に中学の硬式チームを―。
それが一関リトルシニア設立のきっかけだった。
2000年9月に設立以来、東京読売の木村正太(一関一)、北海道日本ハムの大谷翔平(花巻東)ら多数の甲子園球児を輩出してきた。
現在、小6から中3まで14人が千葉博美監督、菅原政夫、阿部淳両コーチの指導を受けている。

冬期間は、萩荘尾花が森公園の練習場で体力づくりを中心にトレーニングに励む。
打ち勝つ野球を目指す千葉監督は「毎日500本、多い子は1,000 本振る子もいる。シニアは高校に送り出す基礎づくりの場でもあり、けがをしない体をつくることが大事」ときっぱり。
プロに進んだ二刀流の大谷選手にも「オーバーワークでけがをするなよ」と言ったそうだ。

礼儀やあいさつを徹底し、技術より人づくりを優先する一関リトルシニア。
小4で入団した大澤亮太主将(萩荘中2年)は「先輩に憧れ、高いレベルの野球を目指して練習している。部員は少ないがチームの雰囲気は上々。今年の大会は上位を目指す」と意気込む。
「やる気さえあれば、登録はできないが5年生以下でも指導します」と千葉監督。
現在、団員を募集中だ。
■練習日 毎(水・木)19:00-21:00(土・日)9:00-17:00
■入団金5,000円
■会費10,000円(月額)
問い合わせ先 菅原 TEL:090-2605-5876

2雪でグラウンドが使えない冬期間は、尾花が森公園の室内練習場でトレーニングしている3雪でグラウンドが使えない冬期間は、尾花が森公園の室内練習場でトレーニングしている
1_ 木村正太、大谷翔平両選手をはじめ、多数の甲子園球児を輩出してきた名門一関リトルシニア
2,3_ 雪でグラウンドが使えない冬期間は、尾花が森公園の室内練習場でトレーニングしている

藤沢市民劇場「保呂羽神社奇譚 白雉子翔んで」
古里愛たっぷりの創作喜劇上演

24.Feb 2013

1保呂羽山から白雉子が飛び立つ様子を指さす村人たち

第14回一関藤沢市民劇場「保呂羽神社奇譚(きたん) 白雉子翔んで(きじとんで)」(実行委主催)は2月24日、藤沢文化センター「縄文ホール」で上演され、古里愛あふれる舞台に満席の会場が沸いた。

新作「白雉子翔んで」は、同町保呂羽地区に伝わる物語を題材にした創作喜劇。
原作、脚本は皆川洋一前劇団長が担当した。
江戸で熊本藩主細川家に仕えていた保呂羽村出身の吉乃が側室に迎えられ、病弱な男の子を産む。
男児は保呂羽神社で祈願すると丈夫になり、細川家は保呂羽神社に献上品を持参する。
ある年、幌の局になった吉乃が自ら献上品を持って里帰りすると村は大騒ぎ。
江戸へ戻る幌の局の一行が、保呂羽山を見上げると白いキジが飛び立ち、吉乃が安寧を祈る場面で幕が下りた。

客席は、初の喜劇に笑いと感動で沸いた。
千葉憲一劇団長は「(喜劇は)初めての挑戦。不安もあったが、本番は全員自信を持ってしっかり演じてくれた」と安堵の表情を見せた。

2飛び立つ白雉子に村人や付き人たちの安寧を祈る幌の局3献上品を持参して里帰りする幌の局を出迎える村人たち4役者の顔をつくる化粧スタッフ
1_ 保呂羽山から白雉子が飛び立つ様子を指さす村人たち
2_ 飛び立つ白雉子に村人や付き人たちの安寧を祈る幌の局
3_ 献上品を持参して里帰りする幌の局を出迎える村人たち
4_ 役者の顔をつくる化粧スタッフ。裏方は舞台裏の千両役者だ

広報いちのせき「I-Style」 平成25年4月1日号