独自イベントで一関の食と観光をPR

東京・神田で「もちのせき一関 ファンづくりの夕べ」


一関の食を味わい満腹のイベント参加者たち
 

市の食と観光情報を発信する特別イベント「もちのせき一関 ファンづくりの夕べ」は2月22日、東京・神田のアンテナショップ・レストラン「全国うまいもの交流サロン・なみへい」で行われ、一関に関心のある42人が一関の味に舌鼓を打ちました。

2月の地域料理特集メニューは、一関産の生しいたけ、曲りねぎ、いわいどり、南部一郎かぼちゃや米めんなど、一関産の食材をふんだんに使った料理が並びました。
このほか、一関が誇るもち料理や地酒を振る舞って、出席者を楽しませました。

会場では猊鼻渓の女性船頭の千葉美幸さんが唄を披露して名勝を紹介。参加者は、一関の食と観光の魅力に浸っていました。

参加者のアンケート回答には「東京で一関の食材を食べられるめったにない機会」、「おいしかったです。これからも続けてほしいです」など、今後に期待する声がたくさん届いています。

店内アンテナショップコーナーでの物産展示販売は3月まで。首都圏での一関ファン獲得に期待が寄せられています。

地産外商の一環で行ってきた各地のPRイベントは、広がりを見せています。

1焼きしいたけ 2なみへい店主の川野真理子さん
3前菜の5点盛りからコース料理がスタート 4アンテナショップコーナー

 

1_店内では焼きしいたけを振る舞い、しいたけ産地一関をPR
2_なみへい店主の川野真理子さんが料理で好評の「いわいの米めん」を紹介
3_前菜の5点盛りからコース料理がスタート
4_アンテナショップコーナー。2月は山形県米沢市と共同出店した

無病息災。大願成就、冷水あびて熱く疾走

一関市・大東大原水かけ祭り

沿道から一斉に清め水を浴びる
沿道から一斉に清め水を浴びる。その一瞬をカメラに納める写真愛好家も大勢訪れるのが祭りの特長

冬の風物詩「一関市・大東大原水かけ祭り」(同保存会主催)は2月11日、大東町大原の商店街で開かれた。

1657(明暦3)年の江戸の大火を機に始まった祭りは、時代を超えて受け継がれ、今年で356年。
地元をはじめ県内外から集まった298人の裸男たちが、火防や厄除けを願い、清めの水を浴びて疾走した。

快晴の空の下、朝から仮装手踊り、八幡神社に奉納する大しめ縄奉納修祓式(しゅうばつしき)と行進、太鼓山車やみこし行進など伝統行事がにぎやかに繰り広げられた。
また、太鼓や鹿踊りの勇壮な演舞などが「天下の奇祭」を盛り上げた。

八幡神社で祈祷を済ませ、出発地点に集合した白木綿(しろもめん)の腹巻きにわらじ姿の裸男たちは午後3時、花火と「旗切り」と呼ばれる出発の合図で一斉にスタート。目抜き通りを駆け抜けた。
沿道で待ち構える住民は、バケツやたらいの「清め水」を力いっぱい浴びせ、祭りは最高潮に。

初めて参加した岩手県職員の五月女有吉(そうとめありよし)さん(31)は「すごい熱気だし、人肌の温かさが感じられた。走る人、水をかける人、見る人の垣根がない一体感ある素晴らしい祭り。伝統を守り続ける理由が分かる。ぜひ続けてほしい」と驚いていた。

祭りの運営に協力した県立大東高校の小野寺和大(かずひろ)君(2年)は、「夢中になって水をかけた。将来はぜひ仲間と走りたい」と話していた。

1加勢人(かせっと)の子供たち  
2一関消防団員のはしご乗り 3仮装

 

1_ 厄男、厄女のお祓い(おはらい)に同伴し、また、水かけで走られない年配者や女性に代わって、裸男たちに続いて走った「加勢人(かせっと)」の子供たち
2_一関消防団員の見事なはしご乗りも観客を魅了した
3_仮装も見所の一つ 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成26年3月15日号