イノシシは、平成17年頃に一関地域で目撃され、平成23年度に初めて捕獲されて以降、出没や被害が増加傾向にあり、生息・活動範囲が拡大してきています。

 イノシシによる被害の特徴として、農作物の食害や踏み付け、農地・農道等の掘り返しなどがあります。また、人がイノシシに遭遇した場合、突進を受け人身被害にあう危険性もあります。

【イノシシに遭遇してしまったら】
◎イノシシを刺激しない
・イノシシを見かけても、刺激を与えず、興奮させないことが大切です。近づいたり、
 棒などを使って追い回したり、石を投げたりすると、イノシシが興奮し人に危害を
 与える可能性がありますので、そのような行為はやめましょう。
◎ゆっくりと後ずさり
・イノシシがこちらに気づいていない、イノシシとの距離が十分にある場合、静かに
 その場を立ち去りましょう。
・イノシシが近づいてきても、慌てずにゆっくりと後ずさりして離れましょう。また、
 建物に入ったり、物陰に身を隠す。木に登るなどして安全を確保しましょう。
【イノシシを人里に誘引しないためには】

◎絶対に餌を与えない

・イノシシの子供(ウリ坊)でも、餌は絶対に与えないでください。人に慣れた

 イノシシが人身被害を引き起こす場合があります。

・田畑の周りに、野菜くずなどを放置しないでください。イノシシが餌場として

   覚えてしまいます。

◎藪や茂みを無くす

・イノシシは、藪や茂みの中に隠れています。刈り払いなどを行い、見通しを

 よくしておくことで、イノシシと突然に遭遇することは避けられます。

【イノシシに遭遇しないためには】

◎イノシシの方から逃げてもらいましょう

・イノシシは、本来臆病な動物です。人の話す声や物音を聞くと、ほとんどの場合、

 自分から逃げていきます。カバンに鈴を付けたり、2人以上で話をしながら

 歩くなど、あらかじめイノシシに人の存在を知らせる工夫をしましょう。