令和5年12月7日に市内で不動産業や飲食業などを経営する株式会社セイコウの阿部徹さんを講師にお招きし、「地域の価値をリ・デザイン 地域資源を活かしてしごとをつくる」と題して講演会を開催しました。
 この講演会は、若年層のアントレプレナーシップ(※)を醸成し、失敗を恐れず、新たな価値・ビジョンを創造できる人材や地域資源及び地域課題を捉えたビジネスの創出、展開を志す人材を育成することを狙いとして実施し、一関高専の学生をはじめ、約60人の若者が参加しました。
※アントレプレナーシップとは(出典:文部科学省)「急激な社会環境の変化を受容し、新たな価値を生み出していく精神」
 講師の阿部さんは、高校生のときから「俺がまちを変えるという根拠のない自信があった」としながら、大学卒業後にUターンして家業の不動産業を継いだことを紹介し、「考えるよりもまず行動」として、地域のコミュニティに積極的に参加したことや人とのつながりや地元の食材など地域の価値を見出してきたことを講話していました。
 また、小さな成功体験を積み上げし、完璧主義でなくて良い。地域資源を生かし、小さくてもいいので事業を興し、地域や社会に必要とされる仕事を作っていってほしい。大切なのは継続力。ブラッシュアップして価値を磨いていけばいい。と学生に助言、期待を述べられていました。
 参加した学生からは、将来について幅がすごく広がった。小さな成功を積み重ね、自分のできることを拡大していきたいと思う。などと前向きな感想が寄せられました。
 

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