10月27日(月)に厳美町下り松地内で発生したツキノワグマによるものと思われる死亡事案について、市は加害個体特定のため、現場などからツキノワグマとみられる体毛を採取し、岩手県環境保健研究センターにDNA型鑑定を依頼しました。

鑑定結果は下記のとおりです。

1 経過

  1. 10月22日(水)午後8時頃、厳美町下り松地内で、ツキノワグマが飼い犬を襲う事案が発生
  2. 10月27日(月)午前11時5分頃、ツキノワグマによるものと思われる死亡事案を警察が確認(遺体と飼い犬の死骸を発見)
  3. 10月27日(月)午後1時55分頃、飼い犬の死骸に近づいてきたツキノワグマ1頭を駆除

2 鑑定結果 

DNA鑑定に用いたサンプル 鑑定結果
(1) 10月27日に駆除したツキノワグマから採取した体毛 個体1
(2) 10月27日に発生した死亡事案の被害者の衣類などから採取したツキノワグマと思われる体毛 個体2
(3) 10月22日に厳美町下り松地内で発生した、ツキノワグマが飼い犬を襲った事案の現場から採取したツキノワグマと思われる体毛 個体3

鑑定の結果、個体1、個体2、個体3は、いずれもツキノワグマであると識別できたもののそれぞれ別の個体と判断されました。

3 今後の対応

現在も、市内各地でツキノワグマの目撃情報が多数寄せられていることから、市は戸締りの徹底や屋外での活動に際しての安全配慮など、市民への注意喚起を継続します。

また、関係機関と連携しながら警戒体制を維持し、地域の安全確保に引き続き努めます。

ツキノワグマとの遭遇に警戒してください(リンク)