第7回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査結果について
第7回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査結果
1 調査目的
- 平成29年度に行った「第6回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査」から1年が経過したことから、その後の状況を確認するため実施したものです。
2 調査期間
- 検体採取 平成30年11月 8日~平成31年1月24日
- 検体測定 平成30年12月17日~平成31年2月 1日
3 調査方法
- 過去6回調査を行った114カ所(市内全域38地区ごとに3カ所)と同一箇所において、空間放射線量と堆積した土砂の放射性物質濃度を測定(ただし、堆積土砂がなく採取できなかったところが11カ所あったことから、結果は103カ所分)
- 空間放射線量の測定には、堀場製作所製の環境放射線モニタ(PA-1000 Radi)を使用
- 土砂の放射性物質濃度は、トライアスラーベクレルファインダー(シンチレーション放射線核種簡易測定器)により測定(測定時間は30分間)
4 調査結果
(1)空間放射線量
- 採取した103カ所の空間放射線量は、1mの高さで、毎時0.03~0.16マイクロシーベルト(平成29年度は毎時0.03~0.17マイクロシーベルト)であり、毎時0.23マイクロシーベルト以上の箇所はありませんでした。(平成29年度、0カ所)。
(2)土砂の放射性物質濃度
- 放射性物質濃度は、18~5,008ベクレル/kg(平成29年度は21~4,291ベクレル/kg)であり、8,000ベクレル/kgを超えるものはありませんでした(平成29年度、0カ所)。
5 まとめ
- 空間放射線量は、半減期による自然減衰などにより、すべての側溝で毎時0.23マイクロシーベルトを下回り、103カ所の平均でも毎時0.06マイクロシーベルト(平成29年度は毎時0.06マイクロシーベルト)となり、生活空間同様、安心できるレベルとなっています。
- 放射性物質濃度は、空間放射線量と同様、半減期による自然減衰などにより、低下傾向にあり、103カ所の平均で662ベクレル/kg(平成29年度は778ベクレル/kg)となっています。
- 今後とも、国に対し、放射性物質に汚染された側溝土砂の処理基準を早急に示すよう強く求めていきます。
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