第10回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査結果

1 調査目的

  • 令和2年度に行った「第9回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査」から1年が経過したことから、その後の状況を確認するため実施したものです。

2 調査期間

  • 検体採取 令和3年10月25日(月)~令和3年11月18日(木)
  • 検体測定 令和3年11月26日(金)~令和3年12月3日(金)

3 調査方法

  • 過去9回調査を行った114箇所(市内全域38地区ごとに3箇所)のうち38箇所(各地区1箇所)において、空間放射線量と堆積した土砂の放射性物質濃度を測定。(ただし、堆積土砂がなく採取できなかったところが5箇所あったことから、結果は33箇所分。)
  • 空間放射線量の測定には、堀場製作所製の環境放射線モニタ(Pa-1000 Radi)を使用。
  • 土砂の放射性物質濃度は、トライアスラーベクレルファインダー(シンチレーション放射線核種簡易測定器)により測定(測定時間は30分間)

4 調査結果

(1)空間放射線量
  • 採取した33箇所の空間放射線量は、1mの高さで、0.03~0.14μ㏜/h(令和2年度は0.03~0.11μ㏜/h)であり、0.23μ㏜/h以上の箇所はありませんでした。 (令和2年度0箇所)
(2)土砂の放射性物質濃度
  • 放射性物質濃度は、89~5,772Bq/kg(令和2年度は30~3,520Bq/kg)であり、8,000㏃/kgを超えるものはありませんでした(令和2年度0箇所)

5 まとめ

  • 空間放射線量は、半減期による自然減衰等により、すべての側溝で0.23μ㏜/hを下回り、33箇所の平均でも0.06μ㏜/h(令和2年度は0.05μ㏜/h)となり、生活空間と同様のレベルとなってきています。
  • 放射性物質濃度は、空間放射線量と同様、半減期による自然減衰等により、低下傾向にあり、33箇所の平均で865㏃/kg(令和2年度は582㏃/kg)となっています。