第9回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査結果について
第9回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査結果
1 調査目的
- 令和元年度に行った「第8回道路側溝土砂に係る放射性物質サンプリング調査」から1年が経過したことから、その後の状況を確認するため実施したものです。
2 調査期間
- 検体採取 令和2年10月12日~令和2年11月18日
- 検体測定 令和2年11月16日~令和2年12月9日
3 調査方法
- 過去8回調査を行った114カ所(市内全域38地区ごとに3カ所)と同一箇所において、空間放射線量と堆積した土砂の放射性物質濃度を測定(ただし、堆積土砂がなく採取できなかったところが19カ所あったことから、結果は95カ所分)
- 空間放射線量の測定には、堀場製作所製の環境放射線モニタ(PA-1000 Radi)を使用。
- 土砂の放射性物質濃度は、トライアスラーベクレルファインダー(シンチレーション放射線核種簡易測定器)により測定(測定時間は30分間)
4 調査結果
(1)空間放射線量
- 採取した95カ所の空間放射線量は、1mの高さで、毎時0.03~0.11マイクロシーベルト(令和元年度は毎時0.03~0.13)であり、毎時0.23マイクロシーベルト以上の箇所はありませんでした。 (令和元年度0カ所)
(2)土砂の放射性物質濃度
- 放射性物質濃度は、30~3,520ベクレル/kg(令和元年度は9~4,205ベクレル/kg)であり、8,000ベクレル/kgを超えるものはありませんでした(令和元年度0カ所)
5 まとめ
- 空間放射線量は、半減期による自然減衰などにより、すべての側溝で毎時0.23マイクロシーベルトを下回り、95カ所の平均でも毎時0.05マイクロシーベルト(令和元年度は毎時0.05マイクロシーベルト)となり、生活空間と同様のレベルとなってきています。
- 放射性物質濃度は、空間放射線量と同様、半減期による自然減衰などにより、低下傾向にあり、95カ所の平均で582ベクレル/kg(令和元年度は628ベクレル/kg)となっています。
- 今後とも、国に対し、放射性物質に汚染された側溝土砂の処理基準を早急に示すよう強く求めていきます。
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