開始時刻 午前11時
市長発表事項
なし
消防本部から発表事項
8月2日に発表されたレベル4土砂災害危険警報及びレベル4氾濫危険警報に伴う対応について
【阿部消防長】
8月2日に発表されたレベル4土砂災害危険警報及びレベル4氾濫危険警報について、現時点の状況を説明する。
気象警報・注意報は、8月2日(日)午前1時35分にレベル4土砂災害危険警報が発表された。同日午前7時10分にレベル4氾濫危険警報(一関市は警戒レベル3相当)が発表された。同日午前9時30分にレベル4氾濫危険警報(川崎町諏訪前地点が警戒レベル4相当)が発表された。8月3日(月)午前8時にレベル2土砂災害注意報、レベル2氾濫注意報に切り替わり、継続中である。
一関市災害警戒本部・支部は、8月2日(日)午前1時35分に設置し、同日午前9時に一関市災害対策本部・支部へ移行した。同日午前10時に避難所(自主避難所)を開設した。同日午後4時に一関市災害対策本部・支部会議を開催した。同日午後9時に避難所(自主避難所)を廃止、8月3日(月)午前6時に一関市災害警戒本部・支部へ移行している。
避難に関する情報・避難所状況については、8月2日(日)午前5時に一関遊水地避難計画に基づく、遊水地内の避難誘導を一関西消防署員により開始した。農作業をしていた住民が数名いたため、避難を呼びかけた。また、市公式ホームページ、市公式SNSで周知を行った。
避難所については、8月2日(日)午前10時に川崎地域の川崎農村環境改善センターを自主避難所として開設したが、避難者はなかった。同日午後9時に廃止した。
被害状況等については、8月3日(月)午前8時現在で人的被害はなし。建物被害は、川崎町門崎地内で住家の床下浸水が1棟、舞川中学校のトイレ棟において倒木による屋根の破損の報告がある。
道路について、現在も全面通行止めとなっている路線が36路線(一関遊水地の市道含む)、一時63路線が通行止めとなっていた。
バス路線について、藤沢小学校前~一ノ関駅前、川崎~千歳橋バス停の区間において、国道284号経由での迂回運航となっている。
停電、断水等の発生はない。
降雨、水位の状況については、祭畤で8月1日の午前0時から午前1時の1時間最大雨量が18ミリメートルとなったほか、累計雨量で167ミリメートルとなった。
河川の水位については、北上川の狐禅寺観測地点で11.76メートルを記録した。現在は7メートルほどで推移しており、減水中である。北上川の諏訪前観測地点では、氾濫危険水位の8.8メートルを超え9.97メートルまで上昇した。現在は7メートルほどまで減水しているが、狐禅寺の狭窄部の下流なので水位が下がりづらい。氾濫注意水位の5.5メートルを下回るには数時間を要する見込みである。
排水作業は3箇所で実施している。1箇所目は川崎町薄衣字鴨地の旧国道284号の道路冠水に対応するもので市が業者に委託している。2箇所目は千厩川支流の加妻川水門付近、場所は川崎道の駅の裏側で、国土交通省の排水ポンプ車が稼働している。3箇所目は、川崎支所付近の丁字路において、消防署員と消防団員で作業を行い排水が完了した。
災害警戒本部については、北上川の氾濫注意水位を下回った時点で廃止を検討する。
【記者】
遊水地が供用開始となり、遊水地内の避難誘導を行ったのは初めてとなるか。
【阿部消防長】
初めてとなる。
【記者】
周囲堤より外に出てくださいという誘導だったかと思うが、何人くらいを誘導したのか。
【阿部消防長】
農作業をしていた2、3人ほどである。
【記者】
水門を閉める前に避難していただくということか。
【阿部消防長】
道路は通行ができていたので、何時までに避難ということではなく、遊水地内から出ていただくように誘導した。大林水門のような大きな水門と中里陸閘があり、水門は閉めたが、陸閘は閉めなかった。
【記者】
住宅の床下浸水について詳細を教えてほしい。
【阿部消防長】
川崎町門崎地区の旧門崎小学校付近の田んぼに面した住宅である。床下浸水でとどまったので、住民は避難しなかった。
【記者】
氾濫危険水位を超えたところは川崎町諏訪前だけか。
【阿部消防長】
そのとおり。
【記者】
夏川が氾濫危険水位ぎりぎりだったようだが。
【阿部消防長】
夏川は北上川とは異なる監視体制としている。
【記者】
水防団が活動した実績はあるか。
【阿部消防長】
水防団の活動は監視活動のみで、水防工法は行っていない。
【記者】
内水の排水は3箇所だけか。
【阿部消防長】
市内には常設の内水排水処理施設が複数あり、一定の水位になるとポンプが稼働する。この3箇所はポンプ設備がない場所で排水作業を行ったもの。このほかに、内水が溜まるがポンプ設備がない場所は市内に多数あり、住宅がない場所などにはポンプ設備はない。
【記者】
農作物の被害は調査中か。
【市長】
これから調査することになる。
【記者】
遊水地が供用開始となったので、農作物被害の補償となるか。
【市長】
第1遊水地と第3遊水地は湛水池で留まったが、第2遊水地で農地に入り込んだとのことで、農地災害、土木災害で対応が出てくるのではないか。
【記者】
降雨量は一関市より北上市や西和賀町などの方が多く、北上川の水位上昇も時間差があった。流域治水の考え方や遊水地機能の周知などが求められるが、改めて市長の考えをお聞きしたい。
【市長】
遊水地は、北上川の上流域に降った雨水を受け止め、下流域の洪水を防ぐという役割のほか、周囲堤によって市街地を守るという機能を有している。今回は内水排水の施設によって市街地の冠水被害はなかったが、遊水地内の一部の農地は冠水した。農地の被害対応については、遊水地の供用開始前から国土交通省と農林水産省で検討してきたところであるが、様々なケースが想定されるということを申し上げてきた。今回初めて冠水被害の対応となるので、供用開始に合わせて創設した制度を活用し、課題が出てくれば新たな対応を求めていくことになる。今回は遊水地以外の農地被害も予想されるので、調査結果を待つこととなる。
【記者】
内水の対策が課題となるのか。
【市長】
河川の治水安全度を高め、洪水を防ぐということはそのとおりである。堤防整備率は全国の数値と比較して東北、特に北上川の上流域は低い。北上市、花巻市、矢巾町などで整備が進むことを期待するが、同時進行で内水被害への対策が求められる。一関市においても、滝沢川は水門はあるが、ポンプを常設するなどの対策が必要である。継続して要望をしていく。
【記者】
週末には夏祭りが予定されているが、磐井川の被害はなかったか。
【市長】
磐井川の五串、釣山では水防団待機水位は超えたが、氾濫注意水位には至らなかった。予定どおり夏祭りが開催できれば良い。
その他
なし
了時刻 午前11時37分
