3年後の登録実現目指し取り組み
― 本寺地区で世界遺産委員会結果報告会 ―

世界遺産委員会で行われた審議の様子について坂本副市長が報告を行いました

「“平泉の文化遺産”に係る第32回世界遺産委員会結果報告会」は8月8日、一関生活改善センターで行われました。
本寺地区地域づくり推進協議会の佐藤武雄会長が「世界遺産登録は延期となったが、説明の内容も参考にしながら、今後も地域活性化に努めたい」とあいさつ。

7月にカナダで行われた世界遺産委員会に日本政府代表団の一員として参加した坂本副市長は「平泉の文化遺産は、他と比べて大幅に時間をかけた濃密な審議が行われた。委員からは『大変素晴らしい』との意見が多く出されたが、残念ながら最終的にイコモスの勧告を尊重した結論となった。今後は平泉の文化遺産の価値をよりわかりやすく理解してもらえるような取り組みを関係の皆さんと一緒に進め、世界遺産登録の実現につなげたい」と語りました。引き続き、世界遺産委員会の様子をスライドで説明するとともに、文化庁と岩手県、一関市、平泉町、奥州市により、平成23年の世界遺産委員会での審査を目指して推薦書の作成などに当たっていくことなどを報告しました。
出席者からは「各市町が一層連携した取り組みを進めるための組織・体制をつくることが必要」などの意見が出されました。

問い合わせ先
本庁骨寺荘園室

(広報いちのせき平成20年9月1日号)