健康塾

心の危険サインに目を向けてください

村上公敏医師
むらかみクリニック 
村上公敏 医師

変化やストレスが多い現代社会。
さまざまなストレスなどの要因が複合して作用すると、誰にでも、うつ病や不安症などが生じ、心の健康が脅かされることがあります。

心が不安定になると危険サインが現れます。
心、体、行動にそれぞれ▼不安になる、気持が落ち込む、気が弱くなる▼眠れない、食欲がない、疲れやすい▼言葉数が少なくなる、怒りっぽくなる、落ち着かない―などの変化がみられます。
心と体は密接な関係にあり、心の調子が悪いと体調も崩れます。

これらを感じた場合、休養をとって、誰かに相談してください。
話すことで気持ちが楽になったり、感じ方や考え方が変わったり、物事を違う角度から見たりすることができます。
体の症状が気になる場合は、我慢せずにかかりつけ医に相談を。
診察して異常が見られないときは、心の健康を疑う必要があります。

広報いちのせき「I-style」9月1日号