あなたに夢を。 宝くじ 街に元気を。

宝くじの社会貢献広報事業として、地域のコミュニティ活動の充実強化を図るために行われているコミュニティ助成事業。
25年度は各団体がこの助成金を活用して、国際理解推進イベントや防災資機材の整備などを実施しました。

世界遺産や「川」を通じた国際交流に理解を深める

北上川リバーカルチャーアソシエーション

各界を代表する面々が議論したパネルディスカッション
各界を代表する面々が議論したパネルディスカッション。
左から荻野取締役顧問、青山代表、勝部市長、高橋頭取、山田貫首、川勝知事
 

「北上川リバーカルチャーアソシエーション」(平山健一会長、会員100人)主催の「国際文化交流フォーラム」は1月25日、ベリーノホテル一関で開かれ、市内外から訪れた約250人が世界遺産「平泉」の国際化や北上川を通じた国際交流などについて理解を深めました。

特別講演で、駐日エジプト・アラブ共和国大使館のラギー・エルエトレビ臨時大使は「日本は震災、エジプトは革命という試練を共に乗り越え、素晴らしい未来と友好関係を築いていきましょう」と両国の国際交流の推進に意欲を見せました。

基調講演で川勝平太静岡県知事は「『信仰の対象と芸術の源泉』として世界文化遺産に登録された富士山と、極楽浄土で登録された平泉には共通点が多い。私たちは、人々に感動を与えられるような美しい地域をつくっていかなければならない」と提唱しました。

講演終了後は、川勝知事、「人と国土研究所」の青山俊樹代表、勝部修一関市長、高橋真裕岩手銀行頭取、ルクソール友好協会名誉会長の山田俊和中尊寺貫首の5人をパネリストに、荻野洋日本ホテル取締役顧問がコーディネーターを務め、パネルディスカッションが行われました。
5人は国際交流、観光や地域づくりについて、それぞれの視点から見解を述べ、来場者はメモをとったり、うなずいたりしながら、真剣に聞き入っていました。

このうち勝部市長は「エジプトでバルーン(黄金の國 一関・平泉号)をフライトさせたい」と夢を語りました。

1 2斎藤哲子事務局長 3川勝平太静岡県知事
4ラギー・エルエトレビ臨時大使 1_訪れた約250人が講演に聴き入った
2_北上川リバーカルチャーアソシエーションの斎藤哲子事務局長
3_基調講演を行った川勝知事
4_特別講演を行ったラギー臨時大使

 

災害時の情報伝達資機材など整備

東中田民区自主防災会

東中田民区自主防災会

東中田民区の「東中田民区自主防災会」(佐藤健也会長、685世帯)は、災害発生時の情報伝達活動など、初動体制を整えるための資機材10品を整備しました。

佐藤会長は「防災に必要な資機材がようやくそろいました。これからは、地域レベルで防災活動に取り組むことができる」と言葉を弾ませました。

早速、トランシーバーを防災会役員に、メガホンを各ブロック長に貸与したほか、民区内の2カ所に救出活動や初期消火活動を行うための備品を配備しました。

 

国際交流フェスティバルを開催

一関国際交流協会

一関国際交流協会

長年にわたり、国際交流を推進してきた「一関国際交流協会」(斎藤哲子会長、会員45人)は「一関国際交流フェスティバル」を開催しました。

会場には約200人が訪れ、互いの国の文化を体験をしたり、舞踊や演奏に見入ったりしていました。

斎藤会長は「国際相互理解や国際友好親善を図ることは、私たちが目指す『個性的で国際感覚にあふれるまち一関』につながります」と話し、積極的な国際交流への参加を呼びかけました。

 

テントや投光器など防災資材整備

中条・宿・山根合同自主防災会

中条・宿・山根合同自主防災会

赤荻地区の「中条・宿・山根合同自主防災会」(菅原勝雄会長、443世帯)は、24年度に整備した倉庫に担架、投光器、パイプテントや大型炊き出し器など防災資材8品を整備しました。

菅原会長は「(昨年整備した)倉庫に、やっと資材が入りました。これで訓練や災害時に必要な資材が全てそろった。資材を使った訓練はもちろん、情報伝達にも力を入れていきたい」と今後の自主防災活動に意欲を見せていました。

 

 

資機材収納する防災倉庫などを整備

萩荘第3民区自主防災会

萩荘第3民区自主防災会

萩荘地区の「萩荘第3 民区自主防災会」(菊地孝男会長、305世帯)は、萩荘公民館敷地内に資機材を収納する倉庫、折りたたみポリ容器や非常用メガホンなど7品を整備しました。

東日本大震災で大きな被害を受けた萩荘地区では、震災後、防災に対する意識が高まり、給水タンクなどを整備してきました。

菊地会長は「消防団と連携した訓練などを行い、地域の意識を一層高めていきたい」と力を込めました。
 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成26年2月15日号