舞川鹿子躍 市民の手によって受け継がれてきた民俗芸能のひとつに、「舞川鹿子躍」があります。勇壮で躍動感にあふれるこの踊りは約300年の歴史があり、平成9年(1997)に岩手県無形民俗文化財の指定を受けました。この歴史を語り継ぐために、会員による伝承活動が意欲的に続けられています。また一関周辺には、古くから庶民の暮らしの中で育まれ伝えられてきた民俗芸能が数多く残っています。とくに神楽はその本場として知られ、毎年4月29日には厳美地区で、この地方の達人が一堂に会し、勇壮にして優雅な技を競いあう神楽大会が催されます。