骨寺村荘園遺跡

 骨寺村荘園遺跡は、平成17年(2005)、国指定史跡に指定されています。また、平成18年(2006)には一関本寺の農村景観として国選定重要文化的景観に選定されています。中尊寺の前身と地元で伝承されている本寺は、昔骨寺村と呼ばれ、中尊寺大長寿院蔵の絵図に描かれた現地であり、景観が昔から変わらず中世農村をイメージさせる希有な土地です。藤原清衡発願の紺紙金銀字交書一切経の完成に尽力した自在房蓮光が、初代経蔵別当となり、その功績により骨寺村が経蔵別当領となったもので、室町時代まで荘園経営の記録が残されています。


 

 

▼重要文化財陸奥国骨寺村絵図(中尊寺大長寿院蔵)

骨寺村荘園遺跡