骨寺村荘園遺跡は、平成17年3月に中世の村落景観を具体的にあらわした貴重な絵図(陸奥国骨寺村絵図)と文書(中尊寺文書)が残されており、この絵図に描かれた寺社、窟などの宗教施設が現存していることに加えて、周辺の地形や景観が極めて良好に保存されており、現地に立って絵図の世界を実際に知ることができる稀有な遺跡であることから、国の史跡指定を受けました。

また、平成18年7月には、この地域における人々の生活や生業、地域の風土により形成された農村景観が高く評価されて、「一関本寺の農村景観」として重要文化的景観に選定されました。

骨寺村荘園遺跡は、「平泉の文化遺産」のひとつとして世界遺産登録を目指しておりましたが、平成20年に開催された第32回世界遺産委員会において「登録延期」という結果となりました。

しかしながら、平成24年に骨寺村荘園遺跡は、史跡並びに重要文化的景観としての価値が素晴らしく日本を代表する遺産であることから、世界遺産「平泉」の関連資産として世界遺産暫定リストに再登載されました。

そして現在、拡張による世界遺産登録を目指しておりますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。