マップで支援、地域医療/自治会協議会が作成配布

雇用促進住宅に入居する被害を受けた120世帯にも配付を予定

千厩町自治会協議会(永澤由利会長)が3月、千厩地域の病院や医院、歯科、処方せん受付保険薬局や薬店を地図上に表した「せんまや地域医療福祉MAP」を作成。千厩地域の全世帯に配付しました。
マップは、千厩町まちづくり団体連合会の協賛と医師会などの協力を得て作成。近隣の公立医療機関も加え、それぞれの診療科目や診療日が分かる一覧のほか、上手な医療機関のかかり方や休日当番医の確認方法なども掲載しています。
永澤会長は「かかりつけ医を持ち、診療時間内の受診を心掛けて欲しい。電話機のそばなど、見やすい場所に張って活用してもらいたい」と話していました。

元気をあげたい/大東高校生らが炊き出し支援

豚汁とおにぎりの炊き出しを行う大東高校の生徒

東日本大震災の被害を受けた人を励まそうと、大東町の大東高校の生徒らは3月31日、陸前高田市の下矢作コミュニティセンターを訪れ、暖かい豚汁とおにぎりの炊き出しを行いました。
同校の生徒12名と教職員6名は、生徒が握ったおにぎりと、大鍋を持ち込み調理した豚汁250食を振る舞いました。
参加者は、「おいしい」や「暖かい」と生徒らの気持ちがこもった豚汁などを味わっていました。
炊き出しに参加した生徒は「なにか活動できないかみんなで話していた。
震災に遭われた人に元気をあげたい」と話していました。

募金箱設置し支援/復興願い花泉互市を開催

甚大な被害を受けた宮城県女川町から元気に参加された出店者

花泉中央振興商店街協同組合(伊藤満明理事長)が主催する春の花泉互市は4月1日から3日間、花泉駅前中央通りを会場に催されました。
東日本大震災で甚大な被害を受け、「一時は開催を自粛した方がいいのではないかと思っていたが、ぜひ開催してほしいとの声が多かった」と開催までの経緯を語る同理事長。
被災地へ考慮して開催の合図であるのろしをやめ、被災者支援に少しでも繋がればとの思いから募金箱を設置しました。
募金で集まったお金は、義援金として日本赤十字社を通じて被災地へ届けられます。

復興の願い届けたい/千羽鶴と手紙でエール

佐藤支所長へ千羽鶴と手紙を託す田河津小の児童

東日本大震災で被災した陸前高田市を励まそうと、田河津小学校の新6年生11人は、3月31日、東山支所を訪れ、復興の願いを込めた千羽鶴と児童らが書いた手紙を佐藤支所長へ託しました。
昨年6月に野外活動で訪れた陸前高田市が被災されたことに心を痛め、千羽鶴で励まそうと父母らとともに約1週間で作成しました。
児童を代表して千葉夏希さんが「少しでも元気になってもらえるように心を込めて折りました。私たちの思いが伝わってほしい」と語りました。
千羽鶴と手紙は4月1日に職員を通じて陸前高田市の長部小学校へ届けられました。

まごころ届ける/炊き出しボランティア活動

1日でも早い復興を願って

3月11日に発生した東日本大震災。
沿岸部の広い範囲で甚大な被害を与え、隣接する気仙沼市ではライフラインが寸断され多くの市民が避難所生活を送っています。
被災地を支える室根町各自治会のおにぎり作りボランティアの皆さん。
気仙沼市の避難所への支援の一環として、3月16日から毎日、室根保健センターに集合し750個~1000個のおにぎりを作り、気仙沼市の避難所へ提供しています。
このほか、同町交流促進センターでは、気仙沼市(小泉地区)から避難している人に入浴サービスの提供を行っており、避難所生活で疲れた体を癒やしています。


 (広報いちのせき 平成23年5月1日号)