黙とうする本庁職員ら陸前高田市で行われた黙とうの様子

東日本大震災の発生から1カ月を迎えた4月11日午後2時46分、市役所本庁および各支所において震災で失われた多くの尊い命に対し、冥福を祈り、心からの哀悼の意を表すため黙とうを行いました。

本庁では田代副市長が、来庁された人や職員に庁内放送で呼び掛け、黙とう。
亡くなられた皆さんに報いるためにも、早期の復旧・復興へ向けた市民の協力を要請しました。

またこの日、勝部市長と菅原平泉町長、畠山藤沢町長は、津波で壊滅的な被害を受けた陸前高田市を訪れ、1200人以上を数える犠牲者に黙とうをささげました。

3市町長は、同市高田町に設けられた仮庁舎前の広場に同市の戸羽市長、市職員、消防団員、自衛隊員ら約100人とともに整列。
地震発生時刻を知らせるサイレンを合図に1分間、犠牲者の冥福を祈りました。

黙とう後、戸羽市長は「あっという間の1カ月だった。
今日を一つの区切りに前を向いていきたい」と語り、復興への決意を新たにしていました。
勝部市長は「隣接市としてしっかり後方支援していく」と語り、今後も継続的に支援していくことを強調。

市は3月29日、平泉町、藤沢町と合同の支援本部を設置し、車両提供や職員派遣、避難者の受け入れなど同市を含む沿岸3市の復旧・復興の支援活動を展開。
4月下旬からは県を通じて、同市へ職員9人を派遣しています。

 (広報いちのせき 平成23年5月1日号)