健康塾

一関在宅緩和支援ネットワーク 会長 佐藤隆次 医師

正しい理解で
痛みを取り除く
がんの緩和ケア

佐藤隆次 医師がん患者が感じる全人的な痛みを支えることを緩和ケアと言います。
全人的な痛みとは、身体的、精神的、社会的、霊的な痛みのこと。
病気に対する治療の他に、それらの痛みのケアを早期に行うことが必要です。

身体的な痛みは、モルヒネなどの医療用薬物で抑えることができます。
しかし、「依存症になる」「寿命を縮める」などの誤解を持つ人も。
医療用麻薬に対する正しい理解を持ち、痛みを上手くコントロールしましょう。

また、一人で抱え込まずに相談することも大事。
患者はもちろん、家族にかかる精神的な痛みも計り知れません。
自ら言葉にすることが大切です。

2人に1人ががんになると言われています。
がんは早期発見すれば治療できる病気。
積極的に検診を受けてください。
がんを早期発見し、治療と緩和ケアでがんと向き合いましょう。

元気のひみつ

藤江 元さん川崎町薄衣 63歳 藤江 元さん

良質な食事、運動、睡眠
心に刺激も必要

明るく元気な地域づくりをお手伝いする「かわさき健康塾」の会長を務めます。
健康にはバランスのよい良質な食事、普段使わない箇所を動かす運動、しっかりと寝ることの3 つが欠かせません。
釣りやウオーキングなど多趣味。
毎年、藤沢町民劇場に出演もしています。
目標を持ち、多少の緊張感を与えることも健康の秘けつです。

いちのせきの広報誌「I-style」3月1日号