COVER ★一関二高、一関修紅高による奉納合唱
撮影日 3月26日 場所 平泉町の毛越寺本堂

毛越寺の本堂で3月26日、奉納合唱が行われました。
合唱したのは、一関二高と一関修紅高の音楽部員35人。
東日本大震災で犠牲になった人の鎮魂と平和への願いを込め、美しい歌声を届けました。

同日午後、本堂に入った生徒たちは、合唱に先立ち、本尊の薬師如来の前で合掌。
震災犠牲者の冥福を祈りました。
この日のために練習を重ねたという生徒たち。
「アメージンググレイス」や「ふるさと」など全7曲を神仏に奉納しました。
本堂には女声合唱ならではの柔らかな歌声が広がり、ゆったりと時が流れました。
小雪がちらつく中、参拝客は足を止め、高校生の優しい歌声に聞き入っていました。

毛越寺の志羅山浩順総務部長は「世界遺産のこの場所で、被災者の鎮魂のために歌ったことを忘れないでほしい」とあいさつ。
合唱を通して支援したいという思いがかなった一関修紅高3年佐々木雅美さんは「震災で亡くなった人のために歌った。また歌いたい」と表情は晴れやか。
一関二高の村上博恵顧問は「生徒に忘れられない貴重な体験をさせてもらった」と振り返りました。

高校生による奉納合唱は初めての試み。
今後の取り組みに、期待が寄せられています。

1まっすぐ前を見つめ、気持ちを込めて歌う一関修紅高の生徒 2広い本堂に響き渡る美しい歌声
3心を一つに歌い上げる両校の生徒

4柔らかな歌声を受け止める本尊の薬師如来

1_ まっすぐ前を見つめ、気持ちを込めて歌う一関修紅高の生徒
2_ 広い本堂に響き渡る美しい歌声
3_ 心を一つに歌い上げる両校の生徒
4_ 柔らかな歌声を受け止める本尊の薬師如来

広報いちのせき「I-Style」 平成24年4月15日号