日本史の中で、最も短い時代である大正時代。
大正元年から2年にかけて生まれ、
百歳の誕生日を迎えた人を紹介します。

健康な歯を持ち、足腰が丈夫

■三浦ミツヱさん
みうら・みつえ
■誕生日_ 大正元年12月10日
■住所_ 宮前町
■撮影日_12月10日
■場所_ 一関ナーシングホーム(真柴)
三浦ミツヱさん三浦ミツヱさん
ミツヱさんは、22歳で忠(ただし)さんと結婚し、子3人、孫5人、ひ孫6人がいます。
国立岩手療養所に20年以上勤務し、昭和51年には勲7等瑞宝章を受章しました。
労をいとわず、歩いて通勤したことで足腰が丈夫だといいます。
民謡を歌うことが好きなミツヱさん。
自分の健康な歯で、ゆっくりと食事を取ります。

いろんな技術を身に付けて頑張りました 

■佐藤勝志さん
さとう・かつし
■誕生日_ 大正元年12月21日
■住所_ 舞川
■撮影日_12月23日
■場所_ 老健さいき(東山町)
佐藤勝志さん佐藤勝志さん
農業一筋の勝志さん。
農業に従事する傍ら鍛冶、大工、左官や板金なども自分でこなしました。
字を書くことや機械いじりが大好きでした。
サツマイモとはっとうが好物でよく食べたといい、それも長生きの秘けつです。
100歳になった感想を尋ねると「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にしてくれました。

笑顔を絶やさず朗らかに暮らす

■佐藤みねこさん
さとう・みねこ
■誕生日_ 大正2年1月3日
■住所_ 藤沢町藤沢
■撮影日_1月7日
■場所_自宅
佐藤みねこさん佐藤みねこさん
農業を営み、養蚕や葉タバコなどを生産してきたみねこさん。
体を動かすことが好きで働き者です。
編み物や手芸が得意で、今もなお、作ったものをよく友人にプレゼントして喜ばれています。
誰にでも声を掛け、明るいみねこさんの長寿の秘けつは、何でも食べ、笑いを絶やさず朗らかに生活することです。

手先が器用で多くの文化刺しゅうを手掛ける

■菊池カツミさん
きくち・かつみ
■誕生日_ 大正2年1月5日
■住所_ 大東町大原
■撮影日_1月5日
■場所_ 味処えび松(大原)
菊池カツミさん菊池カツミさん
カツミさんは、24歳で芳次(よしじ)さんと結婚し、子3人、孫7人、ひ孫10人がいます。
手芸が得意で、これまでに大小あわせて30作品以上の文化刺しゅうを手掛けてきました。
普段は居間でテレビなどを見て楽しみ、家の周りを散歩することもあります。
デイサービスに毎週通い、話語りするのが楽しみの一つです。

他人を気配り、テキパキと働く働き者

■亀卦川德さん
きけがわ・のり
■誕生日_ 大正2年1月11日
■住所_ 花泉町老松
■撮影日_1月11日
■場所_自宅
亀卦川德さん亀卦川德さん
德さんは、病気をする暇もないほど一生懸命働いてきたといい、看護師や小売商店の店主などをしてきました。
テレビを見ることが好きで、暴れん坊将軍などの時代劇をよく見ます。
今は、娘の由子さんと二人暮らし。
「他人に迷惑をかけないように気を張ってきたことがよかったのかも」と振り返りました。

広報いちのせき「I-Style」 平成25年2月1日号