四季を通じてまつり、イベントが盛んな一関。
特にも秋は目白押し。今年も各地で華やかで「旬」なイベントが開かれました。

大空に夢を乗せ、一関・平泉号がフライト

10/12-14 一関・平泉 バルーンフェステバル2013


熱気球を見送る金野勉さん、美代子さんと巧真(たくま)ちゃん
 

東北地方初の本格的な熱気球大会「一関・平泉バルーンフェスティバル2013」は10月12日から14日までの3日間、一関遊水地記念緑地公園で開かれ、競技や体験搭乗などでにぎわった。

同フェスティバルは、震災復興と観光振興に取り組む本市と平泉町の元気を全国に発信するイベント。
2回目の今年は、市内外から約2万6千人が訪れた。

初日の開会式では、本市が購入した「黄金の國 一関・平泉号」を披露したほか、特別協賛したドイツ・バイエル社が創立150周年を記念して飛行船「バイエル号」をフライトした。

13日夜は、バルーンイリュージョンが行われ、バーナーの炎に照らし出された光り輝く幻想的な熱気球に多くの人が見入っていた。

3日間で5回予定されていた競技飛行は、12、13の両日は雨や強風で中止され、14日の朝1回だけ行われた。
国内トップレベルのパイロットが操縦する10機は快晴の秋空に飛び立ち、大空を優雅に舞う熱気球に地上からから歓声が上がった。
競技は、先行して飛ぶヘア気球が着陸した付近に設置されるゴールを目指す「ヘア・アンド・ハウンズ」。
優勝はライオンハートの池田啓亮(けいすけ)パイロット(奈良県)だった。

熱気球係留には親子連れなど約280人が参加。「黄金の國 一関・平泉号」に搭乗し、地上約20メートルからの景色を楽しんだ。

1フライトの準備を進める各チームのバルーン 2熱気球内の空気を暖めようと勢いよく炎を噴き出すバーナー
3ドイツ・バイエル社が創立150周年を記念してフライトした飛行船「バイエル号」 4地上270メートルから見た市街地。オフィシャルバルーンから撮影
5本市が購入した「黄金の國 一関・平泉号」 6幻想的な空間をつくり出したバルーンイリュージョン

1_フライトの準備を進める各チームのバルーン
2_熱気球内の空気を暖めようと勢いよく炎を噴き出すバーナー
3_ドイツ・バイエル社が創立150周年を記念してフライトした飛行船「バイエル号」
4_地上270メートルから見た市街地。オフィシャルバルーンから撮影
5_本市が購入した「黄金の國 一関・平泉号」
6_幻想的な空間をつくり出したバルーンイリュージョン

1岩井確司実行委員長 2町田耕造大会実行委員長
3一関・平泉号の中沢朝幸パイロット 4優勝した池田啓亮パイロット
5仙台市から帰省した鳴海千絵さん、僚くん、舞音ちゃん  

1_岩井確司実行委員長「来年は世界遺産平泉の上空を飛んでほしい」
2_町田耕造大会実行委員長「バルーンフェスティバルが一関の財産になってほしい」
3_一関・平泉号の中沢朝幸パイロット「秋晴れで風も穏やか。いいフライトができた。熱気球に、夢、感動やロマンなどを感じてほしい」
4_優勝した池田啓亮パイロット「優勝は、奈良のスタッフと共に一生懸命支えてくれた一関の皆さんのおかげ。来年は、フライトエリアとしての魅力も発見したい」
5_仙台市から帰省した鳴海千絵さん、僚くん、舞音ちゃん「地上20メートルからの景色は最高です」
 
 

2,006人が一関路駆け抜ける

10/6 第32回一関国際ハーフマラソン

号砲とともにハーフマラソン男子の部がスタート
9時50分、号砲とともにハーフマラソン男子の部がスタート
 

「第32回一関国際ハーフマラソン大会」は10月6日、市総合体育館「ユードーム」を発着点とするコースで行われ、招待選手を含む2,006人が秋の一関路を力強く駆け抜けた。

レースは、ハーフマラソン(21.0975km)、10km、5kmの男女年齢別38 部門で行われた。
9時50分、号砲とともにハーフの部がスタート。ゴールを目指して懸命に走る選手たちに沿道から温かい声援が送られた。

ハーフマラソン男子18~ 19歳は、招待選手のメクボ・ジョブ・モグス選手(日清食品グループ)が昨年自身が出したタイムを4秒上回る1時間2分11秒でゴール。
2位以下を4分以上引き離す圧倒的な走りで3度目の優勝を飾った。

ハーフマラソン女子30~39歳は、招待選手の小川ミーナ選手(プーマRC)が1時間22分44秒で優勝した。

モグス選手は「新記録を出せなくて残念。このコースは面白い。来年こそは記録を更新したい」と話していた。

1メクボ・ジョブ・モグス選手 2ユニホームカラーが映えるランナー集団
3表彰台の小川ミーナ選手 4中学生スタッフも大会を支えた

1_招待選手のメクボ・ジョブ・モグスが2位以下を4分以上引き離してゴール
2_ユニホームカラーが映えるランナー集団
3_表彰台の小川ミーナ選手
4_中学生スタッフも大会を支えた

壮大な歴史絵巻に酔いしれる

10/6 第13回唐梅館絵巻

決戦を告げる口上を力強く読み上げる山田親太朗総大将
決戦を告げる口上を力強く読み上げる山田親太朗総大将
 

「第13回唐梅館絵巻」(同実行委主催)は10月6日、総大将役に俳優でタレントの山田親太朗さん(27)を迎え、唐梅館総合公園などで開かれた。

絵巻は、長坂商店街で行われた餅まきや二子鬼剣舞(北上市)の演舞でにぎやかに開幕。山田さんらによる勇壮な軍議参上行列が同商店街から同公園に向けて出発すると、沿道の観客らから盛んな拍手や声援が送られた。
一族の命運をかけた「軍議」では、多くの人が壮大な歴史絵巻に酔いしれた。
軍議の後は、市民らによる総祝千人踊りや唐梅宵祭りなど多彩なイベントが繰り広げられ、参加者は東山の秋を心ゆくまで楽しんでいた。

1総勢333人の勇壮な行列が練り歩いた 2出陣餅まきで盛り上がる会場

1_総勢333人の勇壮な行列が練り歩いた
2_出陣餅まきで盛り上がる会場 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年11月15日号