文化財探訪

一関市指定有形文化財 梵鐘(ぼんしょう)

一関市指定有形文化財 梵鐘(ぼんしょう)

頂部から笠形(かさがた)、上帯(じょうたい)、乳(ちち)の間、池の間、中帯(ちゅうたい)、草の間、駒の爪からなる本梵鐘(ぼんしょう)は、高さ108.5cm、口径61.5cm、重さ375kgです。

銘文によると、元禄(げんろく)10(1697)年第4代住職の格翁円逸(かくおうえんいつ)和尚が古鐘を再鋳(さいちゅう)
したもので、鋳物師頭(いもちがしら)の早井家と血縁関係にある仙台の鋳物師「早井弥三郎長次(やさぶろうおさつぐ)」の作品であることがわかります。
早井弥三郎長次製作の梵鐘は本梵鐘のほか、宮城県で2口確認されているだけで、当地方や仙台藩の鋳金史(ちゅうきんし)を知る上で貴重な文化財です。

音色が良いのは、鋳造の際に檀家の人々がお盆に山盛りの砂金を混ぜたためといわれており、戦時中の金属供出を免れたのも、その価値を知る檀家の人々の好意からだと伝えられています。

図書館だより 11月は室根図書館

震災川柳 南三陸「震災川柳」を出版する会 著

震災川柳 南三陸「震災川柳」を出版する会 著

被災地・南三陸町の人々が詠む津波、季節、避難生活の句。それは「小さな笑顔の種」でした。
震災から2年が経過した現在の句を追加した増補版です。

天体観望ガイドブック 新版・宇宙をみせて 天文教育普及研究会 編

天体観望ガイドブック 新版・宇宙をみせて 天文教育普及研究会 編

流星群、日食や月食など、宇宙が見せる壮大で幻想的ないろいろな姿。
秋の夜長にぴったりな天体観望会のヒントが詰まった一冊。子ども会や学校で楽しめます。

はじめてのつまみ細工 福清 著

はじめてのつまみ細工 福清 著

正方形に切ったちりめんの布を折りたたみ、土台に貼り付けて作る「つまみ細工」。
あなただけの「はんなり」イヤリング、ブローチ、髪飾りを作ってみませんか。 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年11月15日号