一関フェンシングスポーツ少年団
小川千尋さん(舞川3年)、佐々木月さん(萩荘3年)、千葉朱夏さん(萩荘3年)

市役所を訪れ田代副市長に全国大会入賞などを報告
市役所を訪れ田代副市長に全国大会入賞などを報告
 

一関フェンシングスポーツ少年団(佐々木満(みつる)監督)の千葉朱夏(あかね)さん(萩荘中3年)、佐々木月(るな)さん(同)、小川千尋(ちひろ)さん(舞川中2年)は、2013年7月に開かれた「第26回全国少年フェンシング大会」で上位入賞を果たすなどして、全国の精鋭と共に海外研修に参加したり、国際大会の出場を決めたりしている。

昨年8月のアメリカキャンプに参加した月さんは、外国人選手の体力と技術レベルの高さを痛感するものの、「行って良かった」と前を向く。

一方、朱夏さんと千尋さんは本年2月、フランス・パリで開かれる国際大会に出場する。
オーストリアへ遠征の経験を持つ朱夏さんは、「相手を上回るスピードを意識して試合に臨みたい」と。初の国際大会となる千尋さんは、「楽しんで試合したい」と瞳を輝かせる。

3人は、普段の練習で同スポ少の男子選手と積極的に取り組むなど、妥協のないトレーニングで、体力とスピードに磨きをかける。

現在男女13人が週3回の練習に励む同スポ少は、2016年の「いわて国体」に向け、設立された本県唯一のフェンシングジュニアクラブ。3人も小学時代に入団し、腕を磨いてきた。

佐々木監督は「全国にはまだまだ上がいる。だが、照準は3年後のいわて国体。目の前の結果だけにとらわれず、一つ一つ練習を重ねていけば、国体優勝も夢ではない」と期待を込める。
さらに「3人の活躍は、同世代の選手の刺激になっている。これからますます楽しみだ」と底辺の広がりに手応えを感じている。

 1練習の様子 2取材撮影の合間に見せる表情 
 3練習の様子 全国大会団体戦で獲得した銀メダル

 1_3_スポ少の練習。大人顔負けの鋭い踏み込みと激しい剣さばきは圧巻
2_取材撮影の合間に見せる表情。練習時の「鋭さ」は和らぎ、あどけない笑顔を見せるメダリストたち
4_全国大会団体戦で獲得した銀メダル

一関修紅高男子バレーボール部

2年連続「春高バレー」に出場

一関修紅高 男子バレーボール部
「第66回全日本バレーボール高等学校選手権大会岩手県予選会」で優勝した一関修紅高
 

2013年10月27日、花巻市総合体育館で開かれた「第66回全日本バレーボール高校選手権大会岩手県予選会」(男子)で一関修紅が堂々連覇。昨年に続き「春高バレー」(全国大会)出場を決めた。

決勝は昨年と同じ宿敵不来方との顔合わせとなった。第1・2セットは一関修紅が高いブロックで不来方の攻撃を阻み、速攻とレフトからの攻撃で得点を重ね、共に25-19で連取した。

第3セットは、多彩なトスワークで反撃に転じた不来方に19-25で奪われた。
セットカウント2-1で迎えた第4セット、修紅は勝負に出る。レフト攻撃から確実に得点を重ねる。高さのあるブロックで不来方の攻撃を封じる。
25-13で第4セットを奪い返し、セットカウント3-1で頂上決戦を制し、2年連続の春高切符を手にした。

同校は、7度のインターハイ出場を誇る古豪。近年、部員不足などから休部に追い込まれる危機もあったが、髙橋昇禎(よしのり)監督が赴任して再び強豪校に押し上げた。
その道のりは険しく、昨年の春高バレー出場を決めるまでは、なかなか「県4強の壁」を破ることができず、10回連続3位にとどまった。

4強の壁を破ったのは、高橋監督の冷静な分析・指導と選手たちの「もう負けたくない」という強い気持ちだった。
努力は実り、昨年ついに悲願の春高出場を果たした。さらに、昨夏のインターハイでは、予選リーグを突破して決勝トーナメント2回戦まで進んでいる。

2度目の春高は1月5日、「東京体育館」で開幕。初戦の相手は強豪荏田(えだ/神奈川)。
試合前、今野大成(いまのだいせい)主将(3年)は「初戦を突破して、2回戦でV候補の星城(せいじょう/愛知)と戦いたい。仕上がりも上々で目標はベスト4」と力を込めた。
高橋監督も「今年のチームはセンスも高さもある。選手のモチベーションをキープできれば勝機はある」と静かに闘志を燃やした。

こうして臨んだ初戦。第1セット序盤、修紅がエース西村のレフト攻撃を中心に得点を重ねれば、荏田も高さを生かしたスパイクで反撃、一進一退の息詰まる攻防が続いた。
しかし、中盤以降、西村が複数枚のブロックに阻まれ、16-25で第1セットを落とした。第2セットは、連係ミスを突かれて序盤から1-6とリードを許す苦しい展開に。
修紅は、中盤から息を吹き返して追撃したが、その差を詰めることはできず18-25で敗れた。

最後まで粘りのバレーを見せた修紅だが、持ち前のコンビバレーを発揮できず初戦で涙をのんだ。

1「春高バレー」に向け、練習に励む部員 2勝部修市長に県大会優勝を報告

1_「春高バレー」に向け、練習に励む部員。初出場した昨年以上の成績をと周囲の期待も高まる 
2_12月10日市役所を訪れ、勝部修市長に県大会優勝を報告。全国大会での活躍を誓った
 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成26年1月15日号