一関の食材や銘菓がJAL 国内線機内食に上空で上質の「おもてなし」

南部一郎かぼちゃ、館ヶ森高原豚、献上田むらの梅

日本航空国内線ファーストクラスで提供されたメニュー
日本航空国内線ファーストクラスの機内食で提供されたロレオールのメニュー
本市の特産品「南部一郎かぼちゃ」「館ヶ森高原豚」「献上田むらの梅」の3品が使われている

2013年9月、日本航空(JAL)が手掛けるJALグループ地域コラボレーション企画「JAPAN PROJECT」の第29弾に岩手県が取り上げられ、国内線ファーストクラスの機内食で一関産の食材や銘菓が振る舞われた。

JALの機内誌、機内ビデオや機内食などを通して全国各地の魅力を紹介する「JAPANPROJECT」。
その一つ、各地の名店が監修するスペシャルメニュー(機内食)に本寺産の「南部一郎かぼちゃ」、館ヶ森アーク牧場の「館ヶ森高原豚」、菓匠松榮堂の「献上田むらの梅」の3品が提供された。

プロデュースしたのは、奥州市前沢区のフランス料理店「ロレオール」の伊藤勝康(かつやす)オーナーシェフ。「上旬は県北、中旬は県央、そして下旬は県南の特産物をふんだんに使った料理を監修しました」。
前菜は、季節感ある色鮮やかな「南部一郎かぼちゃ」のムース。
メーンは、ほどよい脂とコクのある赤身が特徴の「館ヶ森高原豚」。うま味をさらに引き立てるため、焼酎こうじペーストで焼き上げた。
デザートは酸味と甘味が絶妙でどんなメニューにも合う「献上田むらの梅」。
上、中、下旬1カ月を通して提供された。伊藤シェフは「日本航空を通して、お客さまからお褒めの言葉もいただいています」とにっこり。
JAL東北支店の志田考司マネージャーは「試食会で大好評でした。お客さまからも『おいしい』という声がたくさん寄せられています」と食材とメニューに自信をのぞかせる。

「館ヶ森高原豚骨付きロースセット」は、雑誌「料理王国」の「2014 年料理王国100選」に選ばれた。
また、4~9月にJR東日本が展開する「TOHOKU EMOTION ~東北レストラン鉄道」で南部一郎かぼちゃを使ったスイーツが振る舞われる予定だ。

全国が認めた一関の食材が、世界から注目される日は、そう遠くないだろう。

オーナーシェフ 伊藤勝康さん

伊藤勝康さん

1963年千葉県生まれ。ロレオールオーナーシェフ。
NPO法人ソウルオブ東北理事や岩手地産地消推進会議委員長などを歴任。
11年農水省「料理マスターズ」ブロンズ賞受賞

 

 

 

 

 

おいしくて安心・安全な食材を作った人たち
 (株)松栄堂 小野寺眞利社長

小野寺眞利社長全国の皆さんに食べてもらえてうれしいです。
110年もの間、作り続けてきた「献上田むらの梅」。
これからも伝統を守りつつ、時代の変化に合わせた和菓子を作っていきたい。

 

 

 

(株)アーク 橋本志津会長

「食はいのち」をモットーに、おいしさだけでなく、安心・安全にこだわっています。
お客さまが食べて納得してもらえる商品を、地道に、心を込めて作っていきたい。

 


骨寺村荘園カボチャ研究会 佐藤弘征会長

一度食べたら忘れられない「南部一郎かぼちゃ」。
そのきっかけになる機会が増えるのはうれしいこと。
高い糖度など特徴をしっかり守った自慢のカボチャを届けたい。 

 


 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成26年1月15日号