火災で焼失した鎮守八幡宮の新殿が宝暦7年(1757)に完成し、その遷宮にあたり、当時の一関藩主の名代とともに、内沢地区の氏子一同が露払い、先奴、鳥毛(毛やり)などの大名行列の様式でご神体を守り、威風堂々と行進したことが始まりとされています。毎年9月に開かれる八幡神社例大祭の神輿渡御と併せて行われています。古式にのっとり内沢地区の氏子によって今日まで継承されている伝統行事は、当時の習俗を表す貴重な遺産であり、昭和53年(1978)3月31日に市指定無形民俗文化財に指定されました。