2011年成人式
いま、伝えたい二十歳の想い
真冬の寒気が日本列島を覆った1月9日。
平成23年一関市成人式が市総合体育館を会場に催されました。
今年の新成人は、平成2年4月2日から3年4月1日までに生まれた1232人で、そのうち、1011人が式に参列。
大人としての決意を新たにしていました。
当日は、前日から降った雪が会場付近に残る中、りりしいスーツ姿や和服の男性と色とりどりの鮮やかな衣装に身を包んだ女性で会場は華やかなムード。
再会を喜び談笑する姿や記念写真を撮る姿が目立ちました。
式で勝部市長は「大人としての権利が認められる一方で社会活動への参加が求められる。夢に向かって進んでほしい。地域を明るくする笑顔を忘れず充実した日々を送ってほしい」と式辞を述べました。
新成人を代表して会社員の安部真将さん(大東)が「24人の仲間と実行委員会で活動してきました。困難なことにも遭遇すると思うが、夢と希望を持ち、一関市出身であることに誇りを持ち、歩んでいきたい」と決意を述べました。
歌い継がれる成人式の歌
式に続いて昨年8月から活動してきた成人式企画実行委員会が記念行事を催しました。
同委員会が心に残る成人式にするため、来年以降の成人式でも歌い続ける「一関市成人式の歌を作ろう」というプロジェクトを企画。成人式の歌「そんな気がするんだ」が完成しました。
歌詞選考アドバイザーとして協力した両親が大東町出身の御徒町凧さん、作曲を手掛けた県内を拠点として活躍中のシンガーソングライター松本哲也さん(奥州市出身)も参加。松本さんが「好きなことがあったらブレーキをかけずに続けていってほしい」と新成人へエールを送り、ステージでエネルギッシュな歌声を披露すると会場内は一気に盛り上がりました。
同委員会メンバーから花束を渡された御徒町さんは、「この成人式が日本で一番楽しかったんじゃないかな」とコメント。最後は、参列者が「そんな気がするんだ」を大合唱し、大人への第一歩を踏み出しました。
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二十歳の想い
中村理沙さん(東山)
会社員です。
いつも心配かけている分、旅行に連れていくなどたくさん親孝行したいです。
伊藤博人さん(千厩)
将来、プログラマーになろうと思い、勉強しています。
尊敬され、人の役に立てるような大人になりたいです。
伊東希さん(大東)
大学で食品栄養学を勉強しています。
しっかり勉強して将来、管理栄養士になりたいです。
清水拓真さん(室根)
社会人3年目になりました。
先輩からは認められ、後輩からは慕われる存在になりたいです。
千葉瞳さん(川崎)
地元で縫製業の企業に勤務しています。
成人という節目を迎えてうれしい。
母のような女性になりたいです。
増田純平さん(一関)
平泉町内で働いています。
成人という実感はまだないが、父の紋付を着て、身が引き締まる思いがします。
佐々木千陽さん(一関)
市内の金融機関で働いています。
自分の行動に責任を持って頑張っていこうと思っています。
只見直也さん(花泉)
東京で会社員をしています。
20年間育ててもらい、親に感謝しています。
社会人として、親孝行していきたい。
(広報いちのせき 平成23年2月1日号)