2月から公費助成を始めます

市は、平成23年2月から、高校1年生に相当する年齢の女子を対象に、子宮頸がん予防ワクチンの接種を無料で受けられるように、費用を全額公費負担します。

子宮頸がん予防ワクチンを接種し、子宮がん検診を受診することで、子宮頸がんによる死亡ゼロを目指しましょう。
なお、23年度(4月以降)は中学1年生から高校1年生に相当する女子を対象に行います。

助成対象

市内に住所のある高校1年生に相当する年齢の女子(平成6年4月2日~7年4月1日生まれ)
※対象者には、予診票兼接種券・同意書・説明書・パンフレット・委託医療機関名簿を郵送します

接種回数

1人当たり3回

接種間隔
  1. 初回接種
  2. 初回接種から1カ月後
  3. 初回接種から6カ月後(都合により間隔がずれてしまう場合は、医師にご相談ください)
接種期間

▽初回接種は、23年3月31日まで

▽2回目、3回目は24年3月31日まで

助成期間

初回接種を23年3月31日までに受けた人は、2回目、3回目の助成を24年3月31日まで受けることができます。
※1.初回接種を23年3月31日までに受けない人は、接種費用の助成を受けることができないのでご注意ください。
※2.体調不良のために23年3月31日までに初回接種を受けることができなかった人は、接種期間延長申請により次年度に受けることができます。一関保健センターまたはお住まいの地域の各支所保健福祉課にお問い合わせください。

接種に必要なもの
  1. 予診票兼接種券
  2. 同意書(保護者が同伴しない場合)
  3. 母子健康手帳
  4. 送付済みの「子宮頸がん予防ワクチンあなたの接種スケジュール」
接種場所

子宮頸がん予防ワクチン予防接種委託医療機関(事前に予約が必要)

子宮頸がん Q&A

Q.子宮頸がんってどんな病気なの?

A.子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんで、若い女性でもかかりやすい病気です。

発見が早いほど治療効果が期待できますが、初期ではほとんど無症状です。

国内では年間約1万5千人が発症しています。

Q.原因は?

A.原因は、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が持続することで、その一部が「がん」へと進行します。
発がん性HPVには15種類ほどタイプがありますが、その中でもHPV16・18型は子宮頸がんから多く見つかるタイプです(約60パーセント)。

Q.予防できるの?

A.子宮頸がん予防ワクチンができました。

このワクチンは、発症率の高いHPV16・18型の感染を防ぐことができます。
ワクチンを接種しても、すべての発がん性HPVの感染が予防できるわけではありません。

Q.100パーセントでないのなら、どうすればいいの?

A.ワクチンを接種した後も、ワクチンで予防できないタイプの発がん性HPVによる病変を早期発見するために、子宮がん検診の受診が必要です。

子宮頸がんを予防するためには、ワクチン接種による感染予防と、検診による早期発見が必要です。

(広報いちのせき 平成23年2月1日号)