衣の地産地消を推進する「ワタノオト展」

手紡ぎ、手織りにこだわった綿製品や味わい深い布製品を展示・販売する「ワタノオト展」は12 月2、3の両日、千厩町の「我楽苦多亭 芳春庵」で開かれた。

出品したのは、市内藤沢町の千葉もとこさんと花泉町の山川真理子さん。
会場には2人が手掛けた作品約100点が並んだ。
平日の開催だったにもかかわらず、多くの人が訪れ、来場者は、見たり、触れたりして手作りの良さを実感していた。

千葉さんは5年以上前から「自給自足のものつくり」に取り組んでいる。
綿の育成から紡ぐ、織る、染めるまでの全ての技術を独学で習得。
試行錯誤しながら作品を仕上げた。
「料理と一緒で、回を重ねるたびにわかってくるし、慣れてきます」とにっこり。
さらに「民芸・工芸品と言えるレベルのものを作りたいですね」と強いこだわりも見せる。

「手作りの魅力は、既製品では味わえないぬくもりや柔らかさ。ぜひ皆さんにも感じてほしいです」と自らが推進する「衣の地産地消」をPRする。

1会場に並べられた作品。既製品にはないぬくもりがある 2会場に並べられた作品。既製品にはないぬくもりがある 3会場に並べられた作品。既製品にはないぬくもりがある
4会場に並べられた作品。既製品にはないぬくもりがある 5ワタノオト展のお知らせと苦労して作り上げた岩手育ちの綿布の紹介 6会場に飾られたさまざまな書や絵などの作品も展示会を盛り上げる
7会場に展示してある糸紡ぎ機。千葉さんはこれで糸を紡いでいる 8会場の我楽苦多亭芳春庵。昔ながらの日本家屋の雰囲気が漂う  
1,2,3,4_ 会場に並べられた作品。既製品にはないぬくもりがある/ 5_ワタノオト展のお知らせと苦労して作り上げた岩手育ちの綿布の紹介/ 6_ 会場に飾られたさまざまな書や絵などの作品も展示会を盛り上げる/7_ 会場に展示してある糸紡ぎ機。千葉さんはこれで糸を紡いでいる/ 8_ 会場の我楽苦多亭芳春庵。昔ながらの日本家屋の雰囲気が漂う/ 9_ 展示会場の様子。千葉さん(写真左)は訪れた人に手作りの良さを丁寧に説明
9展示会場の様子。千葉さん(写真左)は訪れた人に手作りの良さを丁寧に説明

いちのせきの広報誌「I-style」1月1日号