健康塾

千葉大学大学院医学研究院 子どものこころの発達研究センター
臨床心理士 河野暁子臨床心理士 河野暁子

話を聴く。
寄り添うことでできる支援

大切な人が悩んでいる時、あなたにできることは何でしょう。
まずは、悩みを聴いてみてください。

話を聴く時は寄り添う姿勢が大切。
「頑張れ」「気にすることないよ」などの言葉は控えてください。
励ますつもりの一言が相手を追い込むこともあります。
安易に励ましの言葉をかけるのではなく、「つらかったね」など相手の気持ちを言葉にしてみては。
あなたに自分の気持ちがわかってもらえたと安心するでしょう。

また、心療内科や臨床心理士へつなぐこともあなたにできることの一つです。
心に不安があっても、恥をさらすようだ、行きにくいなどと心の専門家を拒む人がいます。
しかし、大変な時に支援を求めることは決して恥ずかしいことではありません。
あなたからそっと背中を押してあげてみてはどうですか。

元気のひみつ

藤沢町黄海 63歳
石川澄子さん石川澄子さん

自作のおいしい野菜を作って、食べて

傾聴ボランティア「かだってみっぺし隊」で活動しています。
被災者との交流を通して、励ますより励まされている気がします。
退職後、野菜作りをスタート。
市内の産直にも出しています。
野菜は作る人の足音で育つ。
おいしい野菜を作るため、できるだけ多く畑に足を運びます。
体をよく動かし、自作の野菜を食べることが元気の秘けつです。

いちのせきの広報誌「I-style」2月1日号