2人の門出を祝う「むかさり行列」が華やかに行進

4.Nov 2012

「むかさり行列」

「第8回むかさり行列」(同実行委員会主催)は11月4日、市内厳美地区で行われました。

「むかさり」は一関地方伝統の婚礼・嫁入り行事です。
1950から60年代まで行われていました。
伝統の継承、地域活性化を目的に2003年から再現されているものです。
8回目の今年は、埼玉県川口市の会社員佐藤洋さん(30)・ゆかりさん(30)夫婦が花婿と花嫁。
厳美町出身の洋さんが「両親と地元への恩返しがしたい」と応募しました。

午前11時、昔ながらの花嫁道中を一目見ようと詰めかけた大勢の人が見守る中、洋さんと白馬に乗ったゆかりさんの一行は、一関市博物館前を出発。
「長持唄」が流れる中、厳美公民館までの約800メートルを練り歩きました。

洋さんは「30 年間の思い出を振り返りながら歩いた」と、ゆかりさんは「両親のように、明るく温かい家庭を築きたい」と話していました。

鮮やか、軽快、大迫力、感動のマーチング&コンサート

11.Nov 2012

「2012ふじさわマーチング&コンサート」「2012ふじさわマーチング&コンサート」

「2012 ふじさわマーチング&コンサート」(藤沢マーチング協会主催)は11月11日、藤沢町の藤沢体育館で開かれました。

出演団体の父母や音楽関係者で組織する同協会が主催したコンサートは、06年に閉幕した「東北選抜マーチングフェスティバル」を継承したもので今年が6回目。
企画から運営まで全てが手づくりです。

午前10時に開演したコンサートには、ふじっこエンジェル(藤沢町内幼稚園・保育園5歳児)、藤沢小学校マーチングバンドクラブ、藤沢中学校吹奏楽部、千厩中学校吹奏楽部、一関交響吹奏楽団の5団体173人が出演。
色鮮やかなコスチュームで登場した出演者は、息のあった演奏と軽快な動きで会場を沸かせていました。
コンサートの目玉は、園児を除く5団体の出演者全員による合同演奏。
会場には大迫力のサウンドが響きわたり、詰めかけた大勢の音楽ファンから盛んな拍手が送られていました。

同協会の千葉弘之会長(48)は「ここから将来、プロの演奏家が誕生するかもしれないと思うと楽しくなります」と期待を込めます。
藤沢小マーチングバンドでトランペットを担当した千葉梨乃さん(6年)の母裕子さん(36)は「子供たちの演奏に心が癒やされました、ますます応援したくなります」と満足そう。
さらに、「一関地域からの出演もあってうれしいですね」と合併後の一体感を感じていました。

生産者の意欲向上を目的に一関地方農林業振興大会開催

16.Nov 2012

「第7回一関地方農林業振興大会」

「第7回一関地方農林業振興大会」は11月16日、東山地域交流センターで開かれ、市内と平泉町の生産者など310人が出席しました。

大会では、2012年度農林業賞表彰が行われ、担い手部門(個人・団体、むらづくり部門、いきいき実践活動部門の3部門で優れた業績を上げた7組が表彰されました。

続いて行われた受賞者活動報告では、それぞれが実践してきた取り組みを発表しました。
このうち、担い手部門(個人)の千葉大さん(35)=藤沢町黄海=は「和牛肥育は飼料米や放射能などの課題や問題を抱えているが、地域の生産者と手を取り合って、盛り上げていきたい」と意欲を見せていました。

受賞団体は次のとおりです。
▲担い手部門【個人】小岩盛悦・小岩ミサオ(一関)、千葉大(藤沢)
▲担い手部門【団体】農事組合法人おきた営農組合(大東)
▲むらづくり部門:南沢部落自治会(一関)
▲いきいき実践活動部門:骨寺村荘園団地集落(一関)、協同組合産直センターひがしやま(東山)、18区中村集落(平泉)

広報いちのせき「I-style」12月1日号