• 6 本間 百里 (ほんま ひゃくり) (1784-1854)


 江戸時代後期の武士,有職故実家(朝廷や武家における儀式・法令・服装・作法等の学者)。一関藩士。名は与一、諱は百里。文化6年(1809年)藩令により江戸久留米藩士松岡 辰方に有職故実を学び、師号梅軒を授けられる。のちに京に赴き公家の家に出入りして斯学の造詣を深め、特に高倉家とは晩年に至るまで親交を重ね、その間に種々の免許を受けられた。江戸で活躍し、関東以北の諸大名はふるって氏の教えを請うたという。著書に、「尚古鎧色一覧」、「織文図会」などがある。

 6 本間 百里