浅井東兵衛市長長く当市の歴史に残るであろう昨年の6月14日―当市の西部を震源とする岩手・宮城内陸地震が発生してからまもなく一年になろうとしています。かつて体験したことのない激震により甚大な被害となりましたが、国、県をはじめ、多数の関係各位のご尽力により復旧作業は着々と進んでいます。被災された方々も生活再建に取り組んでおり、また、通行止めになっている国道342号が一関側から須川温泉まで通ずる日も、そう遠くはないものと期待しています。
日本列島はいつ、どこを震源とする地震が起きても不思議のない、地震列島なのだと改めて感じているところです。
災害直後、いち早く救援に駆けつけていただいた自衛隊や各県の防災ヘリコプター、そして豊島区様をはじめ全国から多くの義援金をいただくなど、皆さんからの温かい心配りに感謝するとともに、「人情いまだ廃れず」の思いを深くしました。
多くの皆さんの思いに応えるため、一日も早い復旧・復興に尽くさなければならないとの思いをいっそう強くしています。

(広報いちのせき 平成21年6月1日号)