土砂災害防止月間
6月は土砂災害防止月間
市内には土砂災害危険個所が1250カ所ありますが、そのうち大きな被害が予想される個所が、約210カ所あります。
このうち、県では「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」に基づき、19年4月から21年4月までに一関・大東・東山地域の88カ所を土砂災害警戒・特別警戒区域に指定しています。
指定状況などは、県のホームページ「岩手県防災情報ポータル」でご覧いただけるほか、下記問い合わせ先または各支所建設課に照会ください。
土砂災害(特別)警戒区域とは
土砂災害発生の恐れがある区域として県が指定するもので、▽土砂災害警戒区域(土砂災害の恐れがある区域)▽土砂災害特別警戒区域(建物が破壊され、住民に大きな被害が生じる恐れがある区域)に区分されます。
これらの指定を受けた区域では、災害情報の伝達や警戒避難体制の整備が図られることとなります。また、土砂災害特別警戒区域では、次のような規制を受けることになります。
1.特定の開発行為は許可制に
特別区域内の住宅や社会福祉施設・医療施設など、建築を行うための開発行為には、県知事の許可が必要です。
2.建築物の構造規制など
想定される衝撃に対して建築物が安全かどうか、建築確認で審査が行われます。また、著しい損壊が生じる恐れのある建築物の所有者は、移転などの勧告を受けることがあります(資金融資などの支援制度があります)。
土砂災害から身を守るために
土砂災害警戒情報に注意
土砂災害警戒情報は大雨による土砂災害発生の危険性が高まった時に、市町村長が住民への避難勧告などを適切に行えるように支援するとともに、住民自らの避難の判断にも参考になるように、都道府県砂防部局と気象庁が共同で発表する情報です。土砂災害警戒情報に基づき避難をしましょう。
危険を感じたら早めの避難を
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避難の道順を決めておく
避難する道に危険な場所がないか日ごろから調べておきましょう。 -
危険個所を調べておこう
危険個所図は一関総合支局土木部や同千厩土木センター、市役所などで見ることができます。日ごろからどこが危険か、避難場所はどこか、確認しておきましょう。 -
お年寄りは早めに避難させよう
犠牲者の半数以上を占めるのは高齢者など災害時要援護者。移動時間を考えて早めの避難を。 -
防災無線や広報車の呼びかけに注意しよう
強い雨や長雨の時などは、市の広報車の呼びかけなどに注意しましょう。
市民防災フォーラム 岩手・宮城内陸地震から一年
昨年6月14日、当地方を襲った地震から1年。岩手・宮城内陸地震を振り返り、行政・地域・マスコミ・住民などの役割について考えます。
日時
6月14日(日曜日)13時30分~
会場
一関文化センター大ホール
内容
基調講演
齋藤徳美岩手大副学長「岩手・宮城内陸地震から何を学ぶか」
パネルディスカッション
「岩手・宮城内陸地震を振り返る~自助・共助・公助のあり方について」
コーディネーター齋藤岩手大副学長、パネリスト6人(佐藤勝雄前厳美18区区長、箱石勝守市消防団一関第4分団2部長、岩手放送報道部・宿輪智浩さん、坂本紀夫副市長、青木俊明県南広域振興局一関総合支局長、山本聡岩手河川国道事務所長)
岩手・宮城内陸地震関連パネル展
「岩手・宮城内陸地震から1年~一関市内の被災と復旧状況」をテーマに3カ所で行います。
会場・日時
(1)一ノ関駅東口市民交流センター1階待合ロビー・6月1日(月曜日)~13日(土曜日)6時30分~21時
(2)一関文化センター小ホール・6月14日(日曜日)12時~17時
(3)市役所本庁1階ロビー・6月15日(月曜日)~30日(火曜日)((土曜日)(日曜日)以外)8時30分~17時15分
(広報いちのせき 平成21年6月1日号)