門崎小2年生が摘花体験

大きなリンゴに育ってね
中央の花を残して周りの花を摘み取りました
門崎小学校2年の17人は5月12日、川崎町赤柴地内の千葉徳男さん方のリンゴ園で摘花作業を体験しました。学校の総合学習を利用し、農業体験と将来の担い手を育成したいとして一年を通じて行なわれているもの。
児童らは千葉さんから枝先の花を見せられながら、花の構造や花の摘み方などを教わりました。千葉さんは「花を確実に実にするには、人の手で一つ一つ花に花粉をつけていきます」と指導。子どもたちは水鳥の羽の付いた道具を使って、ピンク色の花粉を花につける受粉を体験しました。その後、大きな実がなるように余分な花を摘み取る、摘花をみんなで行っていました。

「ゆうの会」主催交流事業

ゆかたで日本文化に触れ

ブラジル人の皆さんが浴衣の着付けを体験しました


外国人に日本語を教えている「ゆうの会」は5月17日、一関公民館で「ゆかたを着てお茶を楽しみましょう」を行いました。この催しは、日本語教室に参加する市内のブラジル人の皆さんが日本の文化を勉強したいという希望に応えて行われたもの。ゆうの会の会員が講師となって浴衣の着付けを指導し、その後は「茶の湯」を楽しみました。
参加者はこの日に備えて好みの柄の浴衣を購入して参加。ベネジット・サントスさん(49)は「テレビで見るだけだったので、実際に着てみることができうれしい」と笑顔を見せていました。

室根高原牧野で入牧式

若草をはんで健康な牛に
大自然へと放牧される黒毛和種の牛
室根山の中腹に位置し大東、千厩、室根の3地域にまたがる室根高原牧野(敷地面積313ヘクタール)で5月8日、入牧式が行われました。
今年4月から、市の指定管理者としてJAいわい東が同牧野を管理運営。越冬したホルスタインや黒毛和種、合わせて約100頭を飼育しています。今年最初の受け入れとなったこの日は新たに60頭が入牧。関係者による安全祈願、テープカットの後に牛乳で乾杯し、同牧野の有効活用を願いました。今年の放牧目標は350頭規模。預託農家の負担軽減につながり、放牧した牛は発育、受胎ともに良くなり健康な牛に育つなどの効果が期待されます。

公立高ソフトボール大会

東北・北海道の頂上決戦
タイムリーヒットに盛り上がる千厩高ベンチ
第1回東北・北海道公立高等学校女子ソフトボール大会(同連盟主催)は5月3日から5日にかけ、千厩多目的グラウンドを主会場に催されました。
公立高校ソフトボール部のレベルアップを目的に、昨年まで青森・秋田・岩手の3県で20回開催してきた大会を東北・北海道に拡大。県内は4チーム、他の道県から2チームずつが参加し、全16チームが優勝旗を目指して熱戦を繰り広げました。市内からは千厩、一関一、大東の3校が出場。一関一が決勝で福島県の安積黎明に延長9回タイブレーカーの末、惜しくも敗れ準優勝。地元の千厩、大東もベスト4に入賞しました。

ぼたん・しゃくやく祭り

華やかに咲く大輪の花々

園内に咲き乱れるボタンに感激する来場者
「ぼたん・しゃくやく祭り」は4月29日、花泉町老松の花と泉の公園で開幕しました。306種5000本と東北最大級の規模を誇る同園のボタン。5月中旬には赤やピンクなどさまざまな色の大輪の花が咲き誇り、開花のピークを迎えました。
朝のラジオを聞いて宮城県登米市から早速訪れたという女性は、「すごくきれい」と感動しきりでした。
5月下旬からは、69種3500株のシャクヤクが見ごろを迎え、6月7日までの祭りの期間中は野だて、よさこいソーラン演舞、太鼓演奏など、多彩な催しが行われます。

第20回エビネ・山野草展

山の妖精に心癒やされて

愛らしい花が来場者の目を楽しませました

大東町を拠点に活動している岩手エビネ愛好会(小島忠一会長、会員21人)が主催する第20回エビネ・山野草展は5月8日から3日間、大東勤労者体育センターを会場に催されました。
館内にはエビネや斑入り植物など、約470点が展示。訪れた人たちは、会員が丹精込めて育てた山野草をじっくり鑑賞し、自然の美しさを堪能していました。小島会長は「今年は寒暖の差が大きく、エビネの管理が難しかった」と栽培の苦労を語っていました。
9日にはエビネ・山野草の楽しみ方の講習会が開かれ、来場者が会員の説明に熱心に耳を傾けていました。

松川小で学校田の田植え

泥んこになって一生懸命

線引きした水田に上手に苗を植えた児童
松川小学校の田植え体験は5月13日、松川字町裏地内の水田で行われました。体験学習の一環として行われたもので、3年生以上の児童84人が参加。老人クラブの皆さんから植え方を教わり、はだしで水田に入ってヒメノモチの苗を植えました。
児童らは泥に足がはまって抜けなくなってしまったり、顔に泥がついたりしながらも一生懸命。収穫したコメは秋の収穫祭でもちをついて食べる予定です。石川栞さん(6年)は、「今年で4回目。去年より上手にできました」と満足した様子でした。

(広報いちのせき 平成21年6月1日号)