CMの制作を通して一関の魅力伝えたい

一関商工会議所青年部東山支部

今年の撮影も順調に進んでいます

現在、岩手朝日テレビで流れている一関市のCM「アイ ラブ 一関」。このCMを制作したのが、一関商工会議所青年部東山支部(鈴木寿和支部長、部員26人)です。
同部は平成15年から、毎年同テレビが主催するふるさとCM大賞の参加作品を制作。合併後は市の「若者が主役の地域おこし事業」を活用し、一関市の魅力を表現したCMを制作してきました。初参加となった同年の「かわらぬふるさと、かわらぬ愛」で、特別賞・演技賞を受賞。その後も県町村会長賞、県市長会長賞などを受賞するなど、高い評価を受けています。
「合併して、撮影範囲が広がりました。今まで室根山から須川、骨寺村、大原などで撮影をしました」と鈴木支部長。「広くなったことで大変なこともありますが、CM制作がなければ知らなかったことがたくさんありました。一関は楽しめるところが多くあるだけでなく、住んでいる人もあったかい。この魅力をCMで伝えられたら」と語ります。
CMの時間は30秒。この短い時間に魅力を凝縮して表現するのは大変な作業です。部員みんなでアイデアを出し合い、シナリオ・台本を作成。その後ロケ地の選定、撮影、編集などの作業を、それぞれの仕事を終えてから行います。
CMは、出演者が猊鼻渓の砂鉄川に落ちたり、須川温泉に入浴したりと毎年工夫をこらした演出で、チームワークと団結力で制作しています。現在、今年の応募作となるCMを制作中。「どのような作品になるか楽しみにしてほしい」と鈴木支部長。
CM制作のほかにも、唐梅館絵巻での人気イベント「ふるさと磐井ワイわいクイズ」や、独身の人たちのための催し「ワインパーティー」など、地域を盛り上げるイベントを主催する同支部。同パーティーは15年から地域の定住促進のために開催し、毎年多くの参加があります。
「地域活性化を考えて活動してきたわけではありませんが、目的を持って活動してきたことが結果的に活性化につながってきたのでは」と鈴木支部長。「さまざまな活動について、流れ作業的にならずに、やってきたことが後世に残るように心がけて活動していきたい」と語ってくれました。

(広報いちのせき平成20年11月1日号)