地域団結力を強化するため 先人を知ろうと記念誌発刊

松原自治会

発刊した記念誌  発刊した記念誌

大東町摺沢の中心街から2キロほど南、国道456号と大船渡線が並んで走り、小高い山々の間に民家が点在する山間に位置する松原自治会(菊池孝雄会長)。

昨年度、市の地域おこし事業を活用して「地域団結強化夢追い機関誌発行事業」を実施。

松原自治会館40周年記念誌「ふるさと松原」を3月、発行しました。

昭和55年には32戸、132人だった同地区の人口は、平成21年には27戸、84人にまで減少。

半世紀前までは皆で協力し合う「結いっこ」で生活を守り、地域の結びつきも強かったそうですが、今ではそれも稀薄になりつつあります。

「この松原の半世紀を振り返ることで、自分たちの父母、祖父母がどのように生き、郷土を愛し守ってきたかを地域の人たちに見てほしかった」と菊池会長。

このことが地域を見つめ直すきっかけになり、さらには、先人たちに負けない団結力で郷土愛あふれる松原地区を実現したいとの願いが記念誌に込められました。

各戸の全景や、さまざまなイベントの様子を伝える写真と行事予定を掲載した「今日も元気カレンダー」を毎月作成し、各戸への配布を続ける同自治会。

そのほか、▽新しい年のきずなを深める新年会▽地域民総出で温泉にいくさなぶり会▽子供からお年寄りまで参加する大収穫祭▽班対抗で和やかに行う輪投げ大会▽心温まるミニ敬老会―など、地域の親睦を深める行事を展開しています。

昨年7月には、日本大学生物資源科学部の男子学生10人が2泊3日の日程で農村生活や農作業を体験しようと滞在。彼らとの交流は大きな思い出となりました。

記念誌は、菊池信一編集委員長をはじめとする15人が担当。

昨年秋から毎週日曜日の夜に集まり、編集を進めました。

自治会の活動記録のほか、歴代の自治会長や行政区長、地域の様子や地域の宝などを懐かしい思い出の写真をふんだんに使って紹介し、見ても楽しい全88ページの記念誌に仕上がりました。

菊池会長は「地域の団結につながった。遠方の出身者から、ふるさとの松原を懐かしむ電話をいただいた」とうれしい反響ににこやか。

菊池編集委員長は「念願の記念誌ができ、うれしく思う。将来もまた記念誌をつくりたい」と、これからも地域の結団力と郷土愛を若い世代に受け継ごうと意気込みを見せます。

 

(広報いちのせき 平成22年7月1日号)