いわいの里YOSAKOI(よさこい)連合会
目指すは新市の“踊る広告塔”
川崎で豪華絢爛(ごうかけんらん)な花火が打ち上げられた8月16日、道の駅かわさきで「いわいの里YOSAKOI(よさこい)連合会」が産声を上げました。総勢130人での総踊りの曲は「歓祭(かんさい)」。ポップなリズムと関西弁の歌詞が、一度耳にすれば忘れられない印象的な曲。「じいちゃん、ばあちゃん、寄っといで」の歌詞のとおり、華やかな鳴子の音と息の合った演舞に多くの人たちが魅了されていました。
高知発祥の「よさこい」は今や全国に広がり、祭りやイベントには欠かせない存在。市内にもいくつかのグループがある中、「一関夢限大(菊池美斗里代表・会員50人)」「十六夜(いざよい)桜組(藤枝聖子代表・会員50人)」「大東YOSAKOI(よさこい)恋・来い連『菅原組』(牧野茂太郎代表・会員47人)」の3団体は、同じ市民になったのだから協力して一関によさこいの輪を広げていこうと「いわいの里YOSAKOI(よさこい)連合会」を設立しました。
「新市の“踊る広告塔”を目指します」と話す連合会の代表、菅原組の牧野さん。「3グループがまとまって大勢で踊ることで、よさこいの魅力をより表現できるから。大勢での舞は人をひきつけます。地域の一体感をまずよさこいから、という気概もあります。将来は、一関の新名物といえるような大規模のよさこいイベントを開きたい」と夢を語ります。
3団体は、設立時期もきっかけもさまざまです。奥州市の幻夢伝の支部からスタートし、今は独立して4年目、「春夏秋冬」「勇源」のオリジナル曲を持つ一関夢限大。保育園の卒園式で親子で踊ったよさこいをもっと続けたいと設立して2年目の十六夜(いざよい)桜組。設立7年目、当時摺沢小6年生が謝恩会で披露したよさこいを、親たちが自分たちもと結成した大東YOSAKOI(よさこい)恋・来い連「菅原組」。どのグループもメンバーの年齢、職業の構成が設立当時より広がり、年代、男女を問わず活動しています。
「踊り手と観客が感動を共有できる」「派手なコスチュームで変身する楽しさ」「踊りが楽しいから激しい練習は苦でない」―メンバーの皆さんはよさこいの魅力を熱く語ります。
10月29日、大東で18団体500人もの踊り手が集まるよさこいイベントが開かれます。よさこいの魅力に魅せられる人がまた増えるに違いありません。
活動メモ
構成団体(連絡先)
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一関夢限大
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十六夜(いざよい)桜組
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大東YOSAKOI(よさこい)恋・来い連「菅原組」
(広報いちのせき 平成18年10月1日号)