みんなで夢の実現に向けて 

週3回もの練習を重ね、強豪クラブとして全国的に知られている東山若松スポーツ少年団

 東山若松スポーツ少年団は東山地域をはじめ、一関地域、藤沢町などの小学生から高校生まで28人が加入している卓球のスポーツ少年団です。発足は昭和57年。現在も代表を務める水城稔さんが、子ども会で親子卓球大会に出場するために指導していたところ、高橋太一松川公民館長(当時)から「せっかく盛り上がった卓球。子どもがもっと運動したり、公民館に来て遊んだりすることができるように継続してみては」と勧められたことがきっかけです。

 名前の由来は、旧東山町のまちの木「東山赤松」。伸びゆく若木にちなみ、▽あいさつを元気よく▽整理、整頓の2つを目標に掲げ活動してきました。

 結成から今まで、数多くの県優勝や東北大会入賞、全国大会入賞の選手を輩出。18年は、団体戦で初めて男女とも県優勝しました。県内ではもちろん、全国でも知られる強豪クラブです。

 活動は、松川公民館を会場に週3回。親子での活動も重視し、親子パークゴルフの開催や磐井清水若水送りなど地域行事への参加により、心身を鍛えることにも積極的です。

 練習は、指導者相手や団員同士での反復練習と試合練習が繰り返し行われます。寒さの厳しいこの季節でも、団員は薄着でリズミカルな球の音を響かせています。指導する保護者会会長小野寺克己さんは「現在高校生の子どもが小学生だったころ一緒に始め、今では自分の健康づくりにもなっています。継続して練習に来るかが強くなれるかどうかの違い。みんな伸び伸びとやっています」と話します。

 練習に来ていた渡辺菜月さん(田河津小3年)は「小1の終わりから始めました。入団して友達が増えたので来るのが楽しみ」と話してくれました。

 「少年団活動により、運動する喜びを味わったり、友達関係を健全な方向へと導いたりできればうれしい」と水城代表。「小学生から高校生までが一緒に練習したり、指導を受けたりとにぎやかに、真剣に活動しています。プレーにベストを尽くすこと、感謝の気持ちを忘れないこと、ふるさとを大切に考え学ぶことを心に、公民館正面にある横綱曙(あけぼの)関の大きな肖像画に励まされながら、みんなで夢の実現に向けて活動しています」

活動メモ
  • 活動日…毎週火・木・土曜日 17:30~
  • 活動場所…松川公民館
  • 年会費…2500円

(広報いちのせき 平成19年2月1日号)