市民の皆様へ

3月19日の国の専門家会議の見解及び3月20日の政府方針を踏まえた市の当面の取組を次のとおりとします。

なお、この取組は現時点のものであり、今後の感染状況並びに政府方針等を踏まえて見直していくものです。

市では、市民の皆様が安心して日常生活を送れるよう、市民の感染防止と経済活動の両立に全力を挙げて取組んでまいりますので、市民の皆様をはじめ、各種団体や民間事業者など、多くの皆様のお力添えをお願いいたします。

皆様には、様々なご心配やご不便をおかけしますが、ご理解とご協力を重ねてお願いいたします。

令和2年3月23日

一関市長 勝部修(一関市新型コロナウイルス感染症対策本部長)

 

市民の感染防止について

感染防止のためには、感染拡大のリスクを最も高める環境となる、

  1. 換気の悪い密閉空間
  2. 人が密集している
  3. 近距離での会話や発声が行われる

という「3つの条件が同時に重なる場」での行動を控えていただくことが極めて重要となります。

現時点で市内での感染者は確認されていませんが、市民の皆様には、市内での活動はもとより市外にお出かけの際にも、このことに十分ご注意いただくようお願いいたします。

あわせて、咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染症対策の徹底はもちろんのこと、規則正しい睡眠や食生活など自らの免疫力を維持するよう心がけましょう。

市が主催する行事やイベントについて

市では、本日(3月23日)まで、市が主催する行事やイベントについて、中止・延期・規模縮小などの対応をしてまいりましたが、感染リスクの低い行事やイベントについては「3つの条件が同時に重なる場」とならないよう十分に注意しながら実施することといたします。

また、市以外の各種団体が主催する行事やイベントについても、同様の対応を検討していただくよう呼びかけてまいります。

地域経済対策について

市民の感染防止を第一としながら、地域経済への影響を最小化することが必要であります。

このため、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が出てきている地域経済については、早急に市の独自施策を実施するとともに、中小企業等への各種支援策の充実に向けて国・県への要望を行ってまいります。

市民が利用する施設について

不特定多数の人が利用する市民センターなどの集会施設、文化施設、スポーツ施設、観光レクリエーション施設等については、日常的な消毒を徹底しながら、通常の施設サービスを提供してまいります。

なお、市内で感染者が確認された場合は、施設を一時休止(保育施設や診療所など一部施設を除く)して、消毒作業を行い、状況を見ながら順次再開することといたします。

また、当市に隣接する市町(宮城県を含む)で感染者が確認された場合、その状況によっては、市内で感染者が確認された場合と同様の対応とすることを検討しております。

学校の対応について

春休み期間中(4月3日までの学年末休業、学年始休業の期間)の対応として、現時点では、

  • 部活動は休止を継続いたします。
  • 学校開放の休止についても継続いたします。
  • 戸外での活動については、健康保持(運動不足やストレス解消)のため可能としますが、「3つの条件が同時に重なる場」にならないよう十分に注意していただきますようお願いいたします。

なお、新学期からの学校再開については、今後示される政府のガイドラインを踏まえて、教育委員会で決定してまいります。