市民の皆様へ

 

 4月7日に政府が発出した新型インフルエンザ等緊急事態宣言及び基本的対処方針を踏まえた市の当面の取組を次のとおりとします。
なお、この取組は現時点のものであり、今後の感染状況及び政府方針等を踏まえて見直していく予定です。

市では、市民の皆様が安心して日常生活を送れるよう、市民の感染防止と経済活動の両立に引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。
市民の皆様におかれましては、この緊急事態宣言を他人事に捉えることなく自分事に捉えて、一人ひとりの行動に自覚を持ち感染防止に取り組まれるとともに、冷静な対応を取っていただくようお願いいたします。

皆様には、様々なご心配やご不便をおかけしますが、ご理解とご協力を重ねてお願いいたします。

令和2年4月8日

一関市長 勝部 修(一関市新型コロナウイルス感染症対策本部長)


1 市民の感染防止について

現時点で市内での感染者は確認されておりませんが、市民の感染防止のためには、感染者が多数確認されている地域との行き来を極力控えていただくことが必要です。

また、感染防止のためには、「3つの密」をできる限り避けることが、自身の感染リスクを下げるだけでなく、多くの人々の重症化を食い止め、命を救うことにつながることから、極めて重要となります。
今一度、「3つの密」をできる限り避ける取組の徹底をお願いします。
あわせて、咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染症対策の徹底はもちろんのこと、規則正しい睡眠や食生活などで自らの抵抗力を高めていきましょう。

※「3つの密」とは、これまで集団感染が確認された場に共通する「(1)換気の悪い密閉空間、(2)人が密集している、(3)近距離での会話や発声が行われる」という3つの条件が同時に重なった場のことをいいます。

  
2 市が主催する行事やイベントについて

感染リスクの低い行事やイベントについては、「3つの密」をできる限り避けるための取組を徹底しながら実施してまいりましたが、感染者が多数確認されている地域との人的な行き来を伴うものについては、中止、延期、規模縮小の判断をすることといたします。
屋外でのスポーツや文化施設の利用、参加者が特定された地域イベントなどについては、適切な感染症対策を講じた上で、それらのリスクの判断を行い、注意をしながら実施いたします。
また、市以外の各種団体が主催する行事やイベントについても、同様の対応を呼びかけてまいります。


3 地域経済対策について

市民の感染防止を第一としながら、地域経済への影響を最小化することが必要です。
このため、市民生活への必要な支援策を講じるとともに、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が出てきている地域経済については、早急に市の独自施策を実施するとともに、中小企業等の経営安定化のための各種支援策の充実に向けた取組を進めてまいります。

  • 水道料金等の支払い期限の延長
  • 中小企業振興資金の返済据置期間の延長


4 市民が利用する施設について

不特定多数の人が利用する市民センターなどの集会施設、文化施設、スポーツ施設、観光レクリエーション施設等については、日常的な消毒や「3つの密」を避けるための取組を徹底しながら、通常の施設サービスを提供してまいりますが、スポーツ施設(市民センター体育館を含む。)につきましては、当面、市内の方々の利用に限らせていただくこととします。

また、市立図書館8館では、「3つの密」を避けるため、

  • 閲覧席・学習席の利用
  • インターネット、AVブース、オンラインデータベースの利用

などのサービスを制限しております。

同様に、他の施設につきましても、感染リスクが高くならないよう工夫をしながら、サービスを提供してまいります。

なお、市内で感染者が確認された場合は、施設を一時休止(保育施設や診療所など一部施設を除く。)して消毒作業を行い、状況を見ながら順次再開することとしています。

4月5日に気仙沼市で感染者が確認されましたが、当市では、不特定多数の人が利用する公共施設等について、隣接する市町(宮城県を含む。)で感染者が確認された場合においても、一関市内で感染者が確認された場合と同様の対応をすることとしており、今後も日常的な消毒などを徹底してまいります。


5 学校の対応について

市内の小・中学校では、新学期が始まりました。
学校では、「3つの密」を避けるための取組の徹底を図るなど、細心の注意を払いながら、教育活動を行ってまいります。
なお、感染者が多数発生している地域などから転校される児童・生徒につきましては、当市に居住した日から2週間は自宅で待機するとともに、健康状態(37.5℃以上の発熱、呼吸器症状の有無)の経過観察をお願いいたします。
また、感染に係る状況は日々刻々変化していることから、随時状況を判断した上で、対応を決定いたします。


6 その他

マスクの入手が困難となっている状況にあることから、市では、市民が手作りしたマスクを買い取り、市民に咳エチケットの補助として使用していただくため、買い取りしたマスクを一関保健センターと市役所各支所で市民に無料で配布するプロジェクトを実施しております。
この取組の詳細は、市のホームページをご覧ください。