市民の皆様へ

 11月19日、市内で2例目の新型コロナウイルス感染症患者が確認されました。
感染された方には、お見舞いを申し上げますとともに、一日も早い回復をお祈りいたします。 

全国的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大の勢いが止まらず、県内でも、クラスターの発生により急激に感染が広がっており、より一層の危機感を持って対応していく必要があります。

感染症患者の発生状況を見ますと、飲酒を伴う会食においてクラスターが発生した事例が多く見受けられます。
当たり前のことを当たり前にやるということほど難しいものはないと言いますが、現時点では基本的な感染防止対策を繰り返し徹底していくことが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐ最も重要な方法の一つです。

「当たり前のことを徹底的にやる(凡事徹底)」の一言に尽きます。

市民の皆さまには、正確な情報に基づき、冷静な対応を取っていただくとともに、

(1) 3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)の回避
(2) 身体的距離の確保(人と人との距離の確保)
(3) 適切な換気と適度な湿度(湿度40%以上を目安)
(4) マスク着用など咳エチケットの徹底
(5) 手洗い・手指消毒の励行
(6) 毎朝の体温測定、健康チェック  

など、これから年末年始を迎え、飲食の機会が増えると思いますが、あらためて一人ひとりの意識として、気を緩めることなく、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染する可能性がある感染症です。個人の特定を行うような行為や、不正確な情報の発信、感染症患者やその家族の方、勤務先などへの謂れのない誹謗中傷、心無い批判や差別的な対応を厳に慎むよう、私から強くお願い申し上げます。

令和2年11月19日
一関市長 勝部修
(一関市新型コロナウイルス感染症対策本部長)