一関市

【市長メッセージ】

 

一関保健所管内の感染状況は、本年2月以降、一日20人前後の感染確認が続いており、未だ予断を許さない状況です。

学校、教育・保育施設で新たなクラスターの発生が連続するなど、新規感染者に占める10代以下の割合が増加しており、また、家庭内感染や介護福祉施設における高齢者の感染も継続しています。

 

感染の拡大を防ぐためには、現在の感染状況を市民の皆さまや事業者の皆さまが広く共有し、感染拡大防止に協力していただくことが不可欠です。

引き続き、基本的な感染対策（マスクの正しい着用、手洗い・手指消毒、ゼロ密、適切な換気等）を徹底し、自らがうつらない、身近な方へうつさないための取り組みをお願いいたします。

軽度の発熱、倦怠感など少しでも体調が悪い場合は、外出・移動を控え、医療機関に電話相談の上、早期の受診をお願いいたします。

 

新型コロナワクチンの3回目接種については、3月から、18歳以上の方で2回目接種から6カ月以上経過していれば接種を受けられるよう当初の計画を前倒しで進めています。

3回目接種の接種率については、3月10日時点で、市全体の人口に対する割合では33.9％に達しており、全国平均の28.3％を上回っている状況ですが、3回目接種によりオミクロン株に対しても低下したワクチンの効果が回復するとされています。現在の感染状況を確実に減少傾向に向かわせるためにも、対象となる皆さまには早期に接種されるようお願いいたします。

また、3月9日からは5歳から11歳の小児接種も開始しています。接種券に同封いたしました説明書や厚生労働省からのお知らせなどをご覧いただき、ワクチン接種の効果や安全性について十分にご確認の上、お子様への接種をご検討いただければと思います。

 

これから年度末を迎え、卒業式や三連休、春休み、入学・進学、就職・転勤など、人の移動や多くの人が集まる機会が多くなります。これまで、このような機会をきっかけに感染が拡大したことから、あらためて基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。

 

令和4年3月17日

一関市長　佐藤 善仁

（一関市新型コロナウイルス感染症対策本部長）