市民の皆様へ

市民の皆様へ
市では、春・夏のイベントについて、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に市民の皆様のご理解をいただき、開催の自粛をしてきたところですが、中止あるいは延期となった各々イベントについて、何とか発表、展示の機会を設けようと、秋のイベントについて、入場者の制限や感染防止対策を十分に講じたうえで開催することとし、実行委員会や関係者の皆様には、感染防止対策を取りいれた新たなイベントのあり方について努力と工夫をしていただくとともに、来場者の皆様にもご理解とご協力をいただいて「秋フェスタ」として開催することができました。あらためて、関係者をはじめ市民の皆様に感謝申し上げます。また、待ちに待ったイベントの再開に、市内には笑顔と活気が戻り、大変嬉しく思っております。

当市におきましては、現時点において感染者が確認されていないとはいえ、いつ、どこで、感染が確認されるか、予断を許さない状態が続いており、この先油断することなくしっかりとした対策をとりながら一人ひとりが感染予防の意識を高めていく必要があります。

今般、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会では、年末年始に感染を拡大させないための政府への提言として
感染リスクが高まる「5つの場面」「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」を取りまとめました。

(1)感染リスクが高まる「5つの場面」
(1)飲酒を伴う懇親会等
(2)大人数や長時間におよぶ飲食
(3)マスクなしでの会話
(4)狭い空間での共同生活
(5)居場所の切り替わり(仕事での休憩時間に入った時の休憩室や更衣室など)

(2)感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫
【市民・利用者の取組】
・飲酒するなら、「少人数、短時間で」「なるべく普段一緒にいる人と」「深酒やはしご酒などはひかえ、適度な酒量で」
・箸やコップは使い回さず、一人ひとりで
・席の配置は斜め向かい
・会話する時はなるべくマスク着用
・換気を適切に行っているなど、ガイドラインに沿った感染防止対策をしっかり実施している飲食店で
・体調が悪い人は参加しない
【飲食店の取組】
・感染対策のガイドラインを守る
・利用者にガイドラインに沿った留意事項を守ってもらうとともに、接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードを働きかける
以上の点に留意しながら、適切な感染防止対策への取組が求められています。

全国の感染者の発生状況を見ますと、飲酒を伴う会食においてクラスターが発生した事例が多く見受けられます。当市といたしましても、年末年始の季節行事をはじめ、飲酒を伴う会食の機会が増えることが想定されます。

市民の皆様をはじめ、飲食店の皆様におかれましては、感染リスクが高まる「5つの場面」に留意しながら、感染リスクを下げる工夫をしたうえで、安全安心な会食を楽しんでいただきますようご理解とご協力をお願いします。
さらに、これまでと同様に、3つの密の回避(密閉空間、密集場所、密接場面)、適切な換気、身体的距離の確保(ソーシャルディスタンス)、状況に応じたマスクの着用、手洗い・手指消毒の励行、家庭においても毎朝の体温測定、健康チェックを行うなど、これから季節性インフルエンザの流行期を迎えることもあり、より一層の感染予防対策の徹底を重ねてお願いします。

市民一人ひとりの感染予防に対する基本的な意識を強く持っていただくこと、そして、この春先以来苦しい経営・営業を余儀なくされている飲食店などの現状についてご理解いただきたいと願っております。

令和2年11月2日
一関市長 勝部修 (一関市新型コロナウイルス感染症対策本部長)