市民の皆さまへ

政府は、新型コロナウイルスの感染急増が続く東京都、京都府、大阪府及び兵庫県の4都府県を対象に、4月25日から5月11日までの17日間を期間とする3回目の「緊急事態宣言」を発令しました。
この4都府県や、宮城県をはじめとする「まん延防止等重点措置」が発令されている地域との往来は、不要不急の帰省や旅行など、感染拡大防止の観点から自粛をお願いします。また、感染が拡大している地域や外出の自粛が要請されている地域との往来についても、慎重に判断をお願いします。

まもなく大型連休を迎えます。国内では、感染力が高いとされる「変異株」の広がりが見られ、岩手県内でも確認され始めています。この変異株は、これまでの新型コロナウイルスの十数倍のスピードで感染すると言われており、非常に懸念されています。全国的な感染の広がりに歯止めをかけるためにも、この期間における私たち一人一人の行動は、極めて重要となってきます。
三密の回避、マスクの着用、手指の消毒などの感染対策をとっていただくことが、日常生活における基本的な予防策となります。
危機感を強めながらも事態を冷静に受け止め、引き続き、感染症対策の徹底を図るようお願いします。

次にワクチン接種ですが、市では、国からのワクチン配給計画に基づいて優先順位を定め、高齢者施設入所者から順次接種を進めています。
65歳以上の方には、すでに接種券(クーポン)をお送りしており、5月17日からは市内51の医療機関で個別接種を、22日からは一関市総合体育館で集団接種を行うこととしています。
新型コロナワクチンは、ご自身のためだけでなく、医療機関の負担を減らすための重要な手段にもなります。ワクチンについて正しく知ったうえで、接種の判断をお願いします。

新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染する可能性のある感染症です。
一人一人が、いつ感染症患者が確認されてもおかしくないという緊張感を持ち、
今以上に気を引き締めて「感染しない、感染させない」ということを心掛けましょう。

令和3年4月26日
一関市長 勝 部  修

(一関市新型コロナウイルス感染症対策本部長)