開始時刻 午前11時00

○市長発表事項

なし

○その他

【記者】
本日、岸田新内閣が発足する。地方自治体の首長として新政権に期待するものは。
【市長】
国際プロジェクトに一関市が関わっている。ILCに対して国際プロジェクトとして積極的な関わりを持ってもらえるような動き方をしてもらいたい。
これまでも、岸田さんが党本部役員の時に何回かお会いしている。その時の感触では理解されているように受け止めた。ILCについて詳しく話す時間は無かったが、国際プロジェクトに対するしっかりとした考えを持っていると感じた。
また、本県選出の鈴木俊一先生が財務大臣となる。重要な役割を担うポジションなので、大いに活躍して頂きたいと思う。
ILCを進めるためには文部科学省が鍵を握る。国際プロジェクトを日本がホスト国として担う場合は、本来は文部科学省ではなく各省庁にまたがる担当大臣を置いてもいいと思う。担当大臣を置くぐらいの視点を持ってやっていただきたい。これは新しい総理大臣に期待するところ。現時点では文部科学省が有識者会議において検討していくということなので従うしかないが、有識者会議だけではどこまで深い議論ができるのか課題がある。国際プロジェクトのホスト国をつとめる国としての検討をしなければいけない。もう少し広い分野で構えてもらいたい。今後もし私が動くとしたら、そういう分野でお願いしていくようにしたい。

【記者】
新政権が発足してすぐに衆議院の解散総選挙があるが、衆院選では特定の候補を支持する気持ちはあるのか。
【市長】
一関市長という肩書から離れて一個人となるので、特定の候補を支持していきたい。今までは、明確に特定の候補を支持するのはいかがなものかと思っていた。特定の候補の支持支援を行いたい。

【記者】
10月8日で3期12年の任期を終えるが、今週はどのような気持ちで過ごす予定か。
【市長】
今日含めて5日間。逆さ暦を30日前から始めて、一桁になったらとても早く感じている。実際動こうと思っても動ききれないと感じている。
今のところ、コロナ感染者数が収束に向かって安定している状況。市民の皆さんの予防対策への取り組みの結果だと思う。感染状況が高いレベルのまま市長の任を辞するというのは避けたいと思っていた。他の自治体に先んじて行ってきた対策が効いていると思う。ワクチン接種率は全国の中でも高く、10本の指に入る自治体となっている。そういうものが地域としての免疫力を高めていくと思っている。これからの様々な場面で有効に働いていくと思う。
但し、国が緊急事態宣言を解除したからといって、様々なイベントや飲食を一気に開放することは難しい。段階的に解除したり、緩めたりすることが一番の方法だと思う。
市民の皆さんには、これからも緊張感を持って感染対策を行ってほしい。本日、最後の市長メッセージを発信する。かつての規模でイベントが開催できるように取り組んでいければいいと思う。

【記者】
一関市長選は3回連続無投票。市議選は過去最低の投票率だった。4年前の市議選も過去最低の投票率となり、当時市長は検証すると言っていた。今回の無投票、投票率の低さについてどう思うか。
【市長】
私の場合、初回の選挙で三つ巴となり、その後は2回とも無投票となった。今回も市長選が無投票となった。市民の方から評価され選挙で選ばれることが市長の権限の根源だと思っている。市民から選ばれたということがあってこそ職責を果たすために責任を持ってやっていけると思う。今回は佐藤善仁さんが無投票ということとなったが、佐藤さんが新しい市長としてやっていくにあたって気概を持って臨んでいただきたい。
市議選の投票率については、いろいろな要素があると思うが、分析している訳ではない。数字は気にしていない。

 

 

閉会 午前11時15