令和6年8月26日一関市長定例記者会見概要
開始時刻 午前11時00分
○市長発表事項
なし
○その他
【記者】
2件伺う。一点目は駅東口工場跡地に係る2回目のイノベーション構想検討委員会が8月に開催された。協議内容を示すことができる段階ではないと思うが、いつ頃中間報告を出す予定なのか。
もう一点は、9月通常会議に中山間地域等直接支払交付金の返還に伴う補正予算を提出すると思う。これに合わせて市の責任を明確に示す考えはあるのか。加えて原状復旧にかかる進捗状況を伺う。
【市長】
中山間地域等直接支払交付金の返還に伴う補正予算から説明する。市が国県に返すものと市に返してもらう分の両方がある。9月通常会議に提案する予定であるが、詳しくは明日、議案送付になる。議案の内容については、議運の場で担当部長が出席し説明するので、そこで確認していただきたい。
責任の話については、調査特別委員会でいろいろと話が出ているが、何の責任というよりは、誰の誰がということで申し上げる。
一つは組織。市、あるいは農業委員会という行政当局ということになるが、なかなか難しい。難しいというのは、調査特別委員会の席上でも話があったが、市長部局あるいは農業委員会がどのぐらいの責任なのか、すぐに論じられる段階ではないと思う。
その責任の所在、割合と国県への中山間地域等直接支払交付金の返還あるいは各協定集落の代表者に対する返還を求めることとは切り離して取り扱っていただきたいことを申し上げてきた。
また、組織としての責任については、先ほど説明したとおりだが、一方でそれぞれ執行者としての責任については、また別の次元であると思っている。
つまり中山間地域等直接支払交付金や農振法に関しては、市長が執行者であり、農地法に関しては、農業委員会の会長が責任について総括する必要がある。これに関しては、9月通常会議の場で議論していただければと思っている。
それについては、然るべき時期にお示ししたい。
盛土された農地の原状復旧状況について、進捗具合は今の段階で明確に申し上げられる状況ではない。
中山間地域等直接支払交付金では明文化された規定があり、それに従って処理をするしかない。国・県に対して返還、各集落協定に返還を求める、その両方について最初から答えが出ている。その取り扱いを巡ってこれまで関係機関と話をしてきた。
農地法の関係については、関係するところとの協議が途中なので、現時点でどのぐらいの進捗だと申し上げる状況ではない。
また、中山間地域等直接支払交付金に関しては、市が交付者であり、返還を求めることになるが、農地法にかかる農家に対する是正指導は市ではなく、都道府県知事になる。よっ
て私どもの立場で申し上げることはない。
一点目の駅東口工場跡地の関係について、イノベーション構想検討委員会はすでに立ち上がって、何回か議論をしていただいている。引き続き議論をしていただく予定はある。
中間状況の報告に向けて準備しているが、委員会での議論や中身が中間報告の時期を調整できるところまでは行っていないと報告を受けているので、詳しくは申し上げられない。
近々、次の委員会が予定されているので、各委員から確認が取れれば、見通しを申し上げる時期が来ると思っている。
【記者】
是正指導は、国・県が行うものなのか。
【市長】
市の農業委員会が関与し是正指導書類を出すが、是正指導そのものを発するのは知事権限と承知している。
農地を日頃から把握している農業委員会として、県が発する是正指導の基礎的な調査や地元としての調整に大きく関与する。
【記者】
補正予算は9月通常会議の初日に提出するのか。
【市長】
そのとおり。
【記者】
29日に談合と入札に関する調査特別委員会が連続で開催されるが、談合の方は、中間報告を説明するというのか。
【市長】
そのとおり。
中間報告には、概略版と詳細版の二つある。先週末にあった本部会議で出た議論を踏まえて若干修正し、概要版を週明けにお示しできると思う。
詳細版の方は、今度の特別委員会に向けて調整している。
【記者】
盛土に関して、新しく決定したことはあるのか。
【市長】
前回、前々回の会議で状況を説明させていただいた。また、事前に頂戴していた質問に対し答えたが、追加の質問があったので、質問に対しての答えを資料として準備をしている。追加で頂戴した質問に対する回答を私の方から申し上げるのが、委員会の進め方として最初の段階になると思う。
以上
閉会時刻 午前11時12分